舌戦
ぜっせん
名詞
標準
war of words
文例 · 用例
一つは雨夜の仮の宿で、毛布一枚の障壁を隔てて男女の主人公が舌戦を交える場面、もう一つは結婚式の祭壇に近づきながら肝心の花嫁の父親が花嫁に眼前の結婚解消をすすめる場面である。
— 寺田寅彦 『映画雑感(3)』 青空文庫
思うさま言ッて言ッて言いまくッて、そして断然絶交する……イヤイヤ昇も仲々|口強馬、舌戦は文三の得策でない。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
貴嬢の情夫にしちゃア些と野暮天すぎるネ」「本田」 昇は飲かけた「コップ」を下に置いて、「何でゲス」「人を侮辱して置きながら、咎められたと云ッて遁辞を設けて逃るような破廉耻的の人間と舌戦は無益と認める。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
「…………」 この舌戦会の報告がもたらされたとき、誰より真っ青になって驚いてしまったのは、当の古今亭今松だった。
— 正岡容 『寄席』 青空文庫
自分もそれを好い機にすぐ舌戦を切り上げた。
— 夏目漱石 『行人』 青空文庫
そこへ又夫人が加はつてひとしほ舌戦に花を咲かせた。
— 谷崎潤一郎 『青春物語』 青空文庫
船中諧謔百出、私はお多佳さんと最も激しく駄洒落を闘はし、舌戦を交はした。
— 谷崎潤一郎 『青春物語』 青空文庫
明治二十二年八月著者 しるす第一、周遊の目的および太平洋紀行の部第一、奮然一起して遠洋万里の途に上る 政教子、一日机により新紙を読むに、天下の論鋒ようやく進みて政教の版図に入り、舌戦、筆闘、壇上やや穏やかならざる事情あるを見る。
— 井上円了 『欧米各国 政教日記』 青空文庫
作例 · 標準
議会では、与野党間で激しい舌戦が繰り広げられた。
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討論番組で、二人の評論家が舌戦を交わした。
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彼は舌戦においては誰にも負けない自信があった。
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