いざこざ
いざこざ異読 イザコザ
名詞頻度ランク #42305 · 青空 150 例
標準
trouble
文例 · 用例
いざこざは面倒でさ。
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
」 と、眞中を結へた包を見せる、と旅と知つて早や顏色の變る氣の弱いのを、奴は附目で、「何もいざこざはない、話は歸つて來てゆつくりするが、此から直ぐに筑波山へ參詣だ。
— 泉鏡太郎 『一席話』 青空文庫
伝三郎は三亀雄のたんげいすべからざる蓄財振りを畏敬していたので、諾々として利子を払ったが、その利子のことで伝三郎の家庭で一寸したいざこざが起ったことがある。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
あとで、いざこざの起らぬよう、それだけを附記する。
— 太宰治 『盲人独笑』 青空文庫
自分は、人間のいざこざに出来るだけ触りたくないのでした。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
はっきりさせて置いたほうが、後でいざこざが起らなくて、お互に気持がいいからね、などと、あなたはお客様におっしゃって居られますが、私はそれを小耳にはさんで、やはり、いやな気が致しました。
— 太宰治 『きりぎりす』 青空文庫
よく考えてみると、いやしくも男子たるものが、たかが一家内のいざこざの為に、その全力を尽して奔走し、何か大事業でもやっているような気持で、いささか得意になっているというのは、恥ずかしい事である。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
大内義弘亡滅の後は堺は細川の家領になったが、其の怜悧で、機変を能く伺うところの、冷酷|険峻の、飯綱使い魔法使いと恐れられた細川政元が、其の頼み切った家臣の安富元家を此処の南の荘の奉行にしたが、政元の威権と元家の名誉とを以てしても、何様もいざこざが有って治まらなかったのである。
— 幸田露伴 『雪たたき』 青空文庫
作例 · 標準
隣近所のいざこざが絶えず続いている。
彼らの間のいざこざは深刻な問題だ。
些細ないざこざが大きな紛争に発展することがある。
会社内のいざこざは業績に悪影響を与える。