快晴
かいせい
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #12548 · 青空 448 例
標準
clear weather
文例 · 用例
朝の霧が、方々から烟のように這っているほど、快晴であるが、一合目辺をカッキリ境界線にして、頭上の富士山は、雲のためにまるで見えず、天上の空次第に低く垂れて、屋根の上を距ること僅に三尺。
— 小島烏水 『雪中富士登山記』 青空文庫
そういうある日の快晴無風の午後の青空の影響を受けたものか、近頃かつて経験したことのないほど自由な解放された心持になって、あてもなく日本橋の附近をぶらぶら歩いているうちに、ふと昨日人から聞いた明治座の喜劇の話を想い出してちょっと行って覗いてみる気になった。
— 寺田寅彦 『初冬の日記から』 青空文庫
夜鳴く場合と、昼間深い霧の中に飛びながら鳴く場合とは、しばしば経験したが、昼間快晴の場合はあまり多くは経験しなかったようである。
— 寺田寅彦 『疑問と空想』 青空文庫
それから間もなく東京に残っていた母が病気になったので皆で引上げて帰って来る、その汽車の途中から天気が珍しく憎らしく快晴になって、それからはもうずっと美しい海水浴日和がつづいたのであった。
— 寺田寅彦 『海水浴』 青空文庫
元来|伏木直江津間の航路の三分の一は、遙に能登半島の庇護によりて、辛くも内海を形成れども、泊以東は全く洋々たる外海にて、快晴の日は、佐渡島の糢糊たるを見るのみなれば、四面※茫として、荒波山の崩るるごとく、心易かる航行は一年中半日も有難きなり。
— 泉鏡花 『取舵』 青空文庫
水は一晩で大方|退いて、翌日は天日快晴。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
▲ヒー、イズ、アクター 十八日朝七時出発、快晴。
— 井沢衣水 『本州横断 痛快徒歩旅行』 青空文庫
何年めかに一度という書入れ日がまた快晴した。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫