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曇り

くもり
名詞頻度ランク #8599 · 青空 681
1
標準
cloudiness
文例 · 用例
こゝろ宮沢賢治曇りてとざし風にゆるそれみづからぞ樹のこゝろ光にぬるみ気に析くるそのこと巌のこゝろなり樹の一本は一つの木規矩なき巌はたゞ巌
宮沢賢治 こゝろ 青空文庫
曇りの空が針葉の間から隙いて見える、根を張り樹脂の多い、男松の印象を此の顔は与へた。
中原中也 校長 青空文庫
空いつの間にか曇りてポツリ/\顔におつれどさしたる事もなければ行手を急いで上へ/\と行く。
寺田寅彦 半日ある記 青空文庫
やゝ曇り初めし空に篁の色いよ/\深くして清く静かなる里のさまいとなつかしく、願わくば一度は此処にしばらくの仮りの庵を結んで篁の虫の声|小田の蛙の音にうき世の塵に汚れたる腸すゝがんなど思ううち汽車はいつしか上り坂にかゝりて両側の山迫り来る。
寺田寅彦 東上記 青空文庫
それは薄曇りの風の弱い冬日であったが、高知市の北から東へかけての一面の稲田は短い刈株を残したままに干上がって、しかもまだ御形も芽を出さず、落寞として霜枯れた冬田の上にはうすら寒い微風が少しの弛張もなく流れていた。
寺田寅彦 鴫突き 青空文庫
しかし、それだけにまた、自分にとっては三十余年前の冬のある曇り日のこの珍しい体験が、過去の想い出の中に聳え立った一里塚のように顕著な印象を止めているものと思われる。
寺田寅彦 鴫突き 青空文庫
信濃の浅間山、飛騨の硫黄岳、遠くの火山から、吹きなぐれた灰でもあろうか……空は曇り切って、どんよりと、眠むそうな顔をしている。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
ある日「富士が見えますよ」と、隣の机から呼びかけられて、西日さす銀覆輪の雲間から、この山を見た、それが今まで、雨や、どんよりした花曇りに妨げられて、逢いたくて逢えない顔であった。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
作例 · 標準
明日の天気は曇り時々雨という予報なので、折りたたみ傘を持って出かけた方が良さそうだ。
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どんよりとした曇りの日が続くと、気分までなんとなく沈んでしまう。
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撮影現場では、直射日光を避けるために適度な曇り空になるのをスタッフが待っていた。
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2
標準
fog (on a mirror, glasses, etc.)
作例 · 標準
スキー場ではゴーグルの曇りを防ぐために、あらかじめ曇り止めを塗っておくのが常識だ。
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マスクをしながら話をすると、自分の息で眼鏡に曇りが生じてしまい前が見えにくい。
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汚れを落とした後の窓ガラスに曇り一つないのを見て、大掃除の達成感を味わった。
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3
標準
gloom
作例 · 標準
彼の晴れやかな笑顔には一点の曇りもなく、新しい生活への希望に満ち溢れていた。
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疑いをかけられた政治家は、潔白を証明するために「私の心には曇りはない」と断言した。
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過去の過ちが心の曇りとなって残り、彼は成功を収めた後もどこか浮かない表情をしていた。
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