荒天
こうてん
名詞
標準
stormy weather
文例 · 用例
鉄工所の人は小さなランチへ波の凌ぎに長い竹竿を用意して荒天のなかを救助に向かった。
— 梶井基次郎 『海 断片』 青空文庫
はじめは蟹田から船でまつすぐに竜飛まで行き、帰りは徒歩とバスといふ計画であつたのだが、その日は朝から東風が強く、荒天といつていいくらゐの天候で、乗つて行く筈の定期船は欠航になつてしまつたので、予定をかへて、バスで出発する事にしたのである。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
荒天の雪に、ああ、 吹きつつむ白き雪。
— 北原白秋 『海豹と雲』 青空文庫
森の獲物も海の獲物もない荒天続きの上句食に窮すれば、私は何んな責も覚ゆることなく忽ち飛鳥の如き掠奪者とこの身を変へることが出来る。
— 牧野信一 『歌へる日まで』 青空文庫
家を出て電車で二十分、ここまで来ただけで、もうそんなに疲労するのだったが(荒天悪路だ、この坂を往かねばならぬのだ)と、彼は使い慣れぬ筋肉を酷使するように、速い足どりで歩いた。
— 原民喜 『冬日記』 青空文庫
家の壁もところどころ剥げて漆喰下地がむきだしになっているのは、雨や旋風や、秋の気候の変化など、あらゆる荒天に曝されて来たものと見える。
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
谷が狭くなって両側の山が大きくなりだしたとき、一陣の西風がサーと吹いてきてタンネの森がジワジワとおののき、山はゴーと凄い音を立て、青空はすでに刷毛で掃いたような雲におおわれて明日の荒天を判然と示してきた。
— 加藤文太郎 『単独行』 青空文庫
すなわち晴天と荒天が曇天を中心として振りわけに小さい波形で変化をして行くのである。
— 加藤文太郎 『単独行』 青空文庫
作例 · 標準
荒天のため、飛行機は欠航となり、多くの乗客が空港で足止めされた。
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「うわー、すごい荒天だ!窓の外が真っ白だよ。」
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船は荒天に備え、港で安全な場所へと移動させられた。
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ウィキペディア
荒天(こうてん)は、一般的な用法としては激しい風雨を伴った天気、荒れた天気、悪天候を指す言葉。この項目では似た気象用語のシビア現象について解説する。
出典: 荒天 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0