憩う
いこう
動詞-五段-ウ行動詞-自動詞頻度ランク #40150 · 青空 168 例
標準
to rest
文例 · 用例
堀に沿うて牛が淵まで行って道端で憩うていると前を避難者が引切りなしに通る。
— 寺田寅彦 『震災日記より』 青空文庫
翁がこの木の下にしばし疲れを安めるために憩うたのは、一つは、葉の茂みの軟かさにもあるのだろうが一つは微紅色をした房花に、少女として自分の膝元に育て上げていた時分の福慈の女神の可憐な瞳の面かげを見出していたのではあるまいか。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
彼女の重い籠を壁の突き出たところに置いて憩うてゐる老婆もありました(ほんたうに小さな老婆で、彼女の眼は沼のやうに干上つてゐました)。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『巴里の手紙』 青空文庫
電光艇は恰も勇士の憩うが如く、海岸間近く停泊して居る。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
)※|慥にここと見覚えの門の扉に立寄れば、(早瀬、引かれてあとずさりに、一脚のベンチに憩う。
— 泉鏡花 『湯島の境内』 青空文庫
要するに吾人が腰掛けて憩うが如く、乞食僧にありては、杖が鼻の椅子なりけり。
— 泉鏡花 『妖僧記』 青空文庫
蝶の数、その蓑に翼を憩う。
— 泉鏡花 『天守物語』 青空文庫
白の狩衣、紅梅小袖、灯の影にちらちらと、囃子の舞妓、芸妓など、霧に揺据って、小鼓、八雲琴の調を休むと、後囃子なる素袍の稚児が、浅葱桜を織交ぜて、すり鉦、太鼓の音も憩う。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
作例 · 標準
疲れた体を癒すため、彼女は週末に静かな田舎で憩うことを選んだ。
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旅の途中、景色の良い峠で地図を広げ、しばし憩った。
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木陰で風鈴の音を聞きながら憩う時間は、日々の喧騒を忘れさせてくれる。
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「あー、やっと一息つける。ここで少し憩おうよ。」と、友人は汗を拭いながら提案した。
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