紫
むらさき異読 ムラサキ
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #6832 · 青空 4459 例
標準
purple
文例 · 用例
きのふ山より摘みてかへれば、紫苑はなしぼみて、すでに秋の愁ひをさそふ。
— ――大沼竹太郎氏ニ捧グル詩―― 『立秋』 青空文庫
男、コーヒーを啜つて天井の隅を凝視したまゝ――右手の指に挟まれた葉巻から、冷い空気の中を薄紫の煙が細く細く立ちのぼる。
— 中原中也 『夢』 青空文庫
」 はるかに紫禁城を眺めている横顔の写真。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
窮屈さうに、紫檀の卓に頬肘を突いて、今まで其処に自分のゐた庭に、障子の中硝子を透して集中しない視線を遣つてゐた。
— 中原中也 『医者と赤ン坊』 青空文庫
彼の肘の前にある灰皿の中の、喫ひ終つたばかりの喫殻から登る紫色の煙と、他の古い喫殻にそれが燃え移つて出る茶褐色の毒々しい煙とが、やゝもすれば彼の顔に打つ衝かつたが、そんなことには元来頓着ない彼であつた。
— 中原中也 『医者と赤ン坊』 青空文庫
早春の淡紫に湿つた土の上で、独楽はチリチリヽヽといふ微かな音を立ててシンミリ廻つた。
— 中原中也 『耕二のこと』 青空文庫
卓上の鮓に目寒し観魚亭「卓」という言葉、また「観魚亭」という言葉によって、それが紫檀か何かで出来た、支那風の角ばった、冷たい感じのする食卓であることを思わせる。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
北の屋蔭の苔むしたる井筒に、新調の洋服涼しげなる若人二人、巴里形の麥藁帽子見よげにかぶりて、細き櫻のステツキを手すさびに振り上げ、花もまだきなる紫陽花の葉を叩きつ、あやめを隔ててこなた、うちまもり給へるなりけり。
— 萩原朔太郎 『花あやめ』 青空文庫
作例 · 標準
高貴な色とされる紫の着物を、成人式の晴れ舞台で身に纏った。
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夕焼けが次第に深まり、西の空が美しい紫に染まっていく。
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彼女はお気に入りの紫のインクを使って、丁寧に手紙を書き上げた。
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標準
purple gromwell (Lithospermum erythrorhizon)
作例 · 標準
万葉の時代から愛されてきた紫という植物は、今は絶滅危惧種となっている。
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薬草園の一角で、可憐な白い花を咲かせる紫の苗を見つけた。
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紫の根である紫根は、古くから染料や薬として重宝されてきた。
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標準
soy sauce
作例 · 標準
「お刺身に少し紫をつけて召し上がってください」と板前さんに勧められた。
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寿司屋の符牒で、醤油のことを紫と呼ぶのは粋な習慣だ。
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煮物の仕上げに紫をひと垂らしすると、香りがぐっと引き立つ。
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ウィキペディア
紫(むらさき)は、純色の一種。青と赤の間色。紫色(むらさきいろ、ししょく)は同義語。
出典: 紫 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0