扇形
おうぎがた異読 せんけい
名詞名詞-の形容詞
標準
fan shape
文例 · 用例
「さあ、ここからみんな抜き手よ」 やがて一行は扇形に開く河口から漠々とした水と空間の中へ泳ぎ入った。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
香水、クリイム、ピン、水白粉、油、ヘアネット、摺り硝子の扇形の壜、ヘチマ形の壜。
— 黒島伝治 『国境』 青空文庫
切り立ての鋏穴は円形から直角の扇形を取りのけた格好をしている。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
ガラスなどの円盤の中央をたたくと、それがある整数だけのほぼ同大の扇形に割れる。
— 寺田寅彦 『自然界の縞模様』 青空文庫
その他の曲にはなかなか複雑な仕組みのものもあったが、たとえば大小の弦楽器が多くは大小の曲線の曲線的運動で現わされ真鍮管楽器が短い直線の自身に直角な衝動的運動で現わされたり、太鼓の音が画面をいっさんに駆け抜ける扇形の放射線で現わされたりする場合が多いようである。
— 寺田寅彦 『踊る線条』 青空文庫
江戸の火災の焼失区域を調べてみると、相応な風のあった場合にはほとんどきまって火元を「かなめ」として末広がりに、半開きの扇形に延焼している。
— 寺田寅彦 『函館の大火について』 青空文庫
風速の強いときほど概してこの扇形の頂角が小さくなるのが普通で、極端な例として享保年間のある火事は麹町から発火して品川沖へまで焼け抜けたが、その焼失区域は横幅の平均わずかに一二町ぐらいで、まるで一直線の帯のような格好になっている。
— 寺田寅彦 『函館の大火について』 青空文庫
しかし江戸大火の例で見ると、この焼失区域の扇形の頂角はざっと六十度から三十度の程度である。
— 寺田寅彦 『函館の大火について』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
sector
作例 · 標準
例句
ウィキペディア
扇形 は、平面図形の一つで、円の2本の半径とその間にある円弧によって囲まれた図形である。
出典: 扇形 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0