扇
おうぎ異読 おおぎ
名詞頻度ランク #20126 · 青空 2256 例
標準
folding fan
文例 · 用例
此処は銀座の裏通りのカフェー、卓子の上で扇風器は、哀しげな唸りをつづけてゐる。
— 中原中也 『夏の夜の話』 青空文庫
――実は今日三田村さんからお話を聞きまして、とも角それでは御相談に上らうと存じまして……」云ひながら彼は扇子をパチリパチリさせてゐた。
— 中原中也 『夏の夜の話』 青空文庫
見ると、玄関の式台には紋服を着た小坂吉之助氏が、扇子を膝に立てて厳然と正座していた。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
父は扇風機を掛けて置いて煙草を吹かし始めた。
— 中原中也 『耕二のこと』 青空文庫
奥さんと、も一人の奥さんの親族の奥さんとは、扇を使ひながら、「扇風器もないのか……」つて顔をしてゐた。
— 中原中也 『分らないもの』 青空文庫
彼は芭蕉の俳句中でひらひらと上る扇や雲の峯 を第一等の名作として推賞してゐたが、上例の如き自作の句を観照すると、芥川氏の芭蕉観がどのやうなものであつたかが、およそ想像がつくであらう。
— 俳人としての芥川龍之介と室生犀星 『小説家の俳句』 青空文庫
床し小扇 誰がすさみぞや これ優しぐさ『秋の恨み』と。
— 萩原朔太郎 『絶句四章』 青空文庫
女房は店で団扇をつかいながら楽しげにこの様を見ている。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
作例 · 標準
例句
ウィキペディア曖昧さ回避
扇(おうぎ)
自治体
- 扇村 — 町村制の施行前の東京都父島にかつて存在した村。
出典: 扇 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0