扇子
せんす
名詞頻度ランク #31464 · 青空 730 例
標準
folding fan
文例 · 用例
――実は今日三田村さんからお話を聞きまして、とも角それでは御相談に上らうと存じまして……」云ひながら彼は扇子をパチリパチリさせてゐた。
— 中原中也 『夏の夜の話』 青空文庫
見ると、玄関の式台には紋服を着た小坂吉之助氏が、扇子を膝に立てて厳然と正座していた。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
M署の高等係中村は、もう、蚊帳の外に腰を下して、扇子をバタバタ初めていた。
— 葉山嘉樹 『生爪を剥ぐ』 青空文庫
扇子屋がこの辺にあったはずですが。
— 断片 『小さき良心』 青空文庫
なにげないふりをして、自分は扇子屋の前に立止る。
— 断片 『小さき良心』 青空文庫
姉が義兄に「あんた、扇子は?
— 梶井基次郎 『城のある町にて』 青空文庫
あれも汚れてますで……」 姉が合点合点などしてゆっくり捜しかけるのを、じゅうじゅうと音をさせて煙草を呑んでいた兄は「扇子なんかどうでもええわな。
— 梶井基次郎 『城のある町にて』 青空文庫
せめては狩衣か、相成るべくは、緋縅の鎧……と気がつくと、暑中伺ひに到来の染浴衣に、羽織も着ず、貝の口も横つちよに駕籠すれして、もの欲しさうに白足袋を穿いた奴が、道中つかひ古しの蟹目のゆるんだ扇子では峠下の木戸へ踞んで、秋田口の観光客を――入らはい、と口上を言ひさうで、照覧あれは事をかしい。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は優雅に扇子を開き、涼しい風を起こした。
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ダンサーはパフォーマンスで小道具として扇子を使った。
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彼は夏の暑さをしのぐために、伝統的な扇子を携帯した。
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ウィキペディア
扇子(せんす)とは、扇 いで風を起こす道具の一つ。また、儀礼や芸能で用いられる。古くは扇(おうぎ)と呼ぶのが普通だった。折りたたむことができる。日本で発明されたとの説もあり、起源は平安時代の初期とされているが、 現存する最古の扇は、元慶元年(877年)と記された京都・東寺にある千手観音像の腕の中から発見された桧扇とされている。
出典: 扇子 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0