大宝
たいほう異読 だいほう
名詞
標準
great treasure
文例 · 用例
大海有四熾燃光明大宝。
— 寺田寅彦 『断片(2)』 青空文庫
「十力の大宝珠はある時黒い厩肥のしめりの中に埋もれます。
— 宮沢賢治 『虹の絵具皿』 青空文庫
あの十力の大宝珠でした。
— 宮沢賢治 『虹の絵具皿』 青空文庫
御年四十にして、御鬚臍を過ぎさせたもうに及ばせたまわば、大宝位に登らせたまわんこと疑あるべからず、と白す。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
なんだい、継母じゃないかという眼で玉子を見て、そして、大宝寺小学校へ来年はいるという年ごろの新次を掴えて、お前は継子だぞと言って聴かせるのに、残酷めいた快感を味っていた。
— 織田作之助 『アド・バルーン』 青空文庫
ところが、大宝寺小学校の高等科をやがて卒業するころ、仏壇の抽出の底にはいっていた生みの母親の写真を見つけました。
— 織田作之助 『アド・バルーン』 青空文庫
そのころ大宝寺小学校に尋常四年生の花組に漆山文子という畳屋町から通っている子がいて、芸者の子らしく学校でも大きな藤の模様のついた浴衣を着て、ひけて帰ると白粉をつけ、紅もさしていましたが、奉公に行けば、もうその子の姿も見られなくなるという甘い別れの感傷も、かえって私の決心を固めさせた。
— 織田作之助 『アド・バルーン』 青空文庫
筑波新唱五浦の帰りに筑波の麓大宝村へ廻り、横瀬夜雨氏の邸にて河井酔茗氏と約のごとく落合ひ、その午後一同筑波山へ登る。
— 北原白秋 『夢殿』 青空文庫
作例 · 標準
奈良の東大寺には、聖武天皇ゆかりの品々をはじめ、国家の大宝とされる貴重な品が数多く収められている。
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「この古い掛け軸は代々受け継いできた我が家の大宝ですので、決して手放すわけにはまいりません」
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損得勘定抜きで支え合える真の友情こそが、長い人生における最大の大宝であると私は確信している。
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標準
Taihō era (701.3.21-704.5.10)
作例 · 標準
大宝元年に制定された律令は、日本が法に基づく律令国家へと歩み出す大きな転換点となった。
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平城京への遷都が華々しく行われる数年前、大宝という記念すべき年号が歴史に初めて刻まれた。
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大宝への改元は、対馬から良質な金が献上されたことを吉兆として祝って行われたと言い伝えられている。
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標準
great treasure (used to refer to bodhisattvas, esoteric teachings, etc.)
作例 · 標準
仏の慈悲深い教えを「大宝」に例え、迷える多くの衆生を救い出す至高の宝物として崇めている。
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密教の神秘的な儀式において、三密の加持は大宝のような計り知れない功徳をもたらすと信じられている。
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高僧の尊い教えを心の大宝として深く刻み、日々修行に励む若き僧侶の姿に、参拝客は感銘を受けた。
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標準
homa-mandala (fire altar)
作例 · 標準
厳粛な祈祷のために設けられた大宝の前で、導師が護摩を焚き、世界平和を願って一心に祈りを捧げた。
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大宝から勢いよく立ち上るオレンジ色の炎が、本堂の薄暗い空間を荘厳で神秘的な雰囲気で包んでいた。
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護摩供の入念な準備として、仏具を一点一点磨き上げ、大宝の周囲を清める作業が早朝から行われた。
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ウィキペディア曖昧さ回避
大宝(たいほう)
元号
地名
自治体名
神社名
- 大宝八幡宮
- 大宝神社(大宝天王宮、神應院) — 滋賀県栗東市綣の祇園神社(牛頭天王社)。その他にも複数の神社がある。
人名
- 大寶智子(おおたから ともこ) — 女優として活動している。
出典: 大宝 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0