大法
たいほう
名詞
標準
important law
文例 · 用例
お前は私を龍宮へ連れて行くなどと大法螺を吹いて、私と對等の附合ひをしようとたくらんでゐるらしいが、もういい、私には何もかもよくわかつてゐるのだから、あまり惡あがきしないでさつさと海の底のお前の住居へ歸れ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
白樺や五葉松は、制裁もなければ、保護もなく、永えに静粛に、そして厳格に、造化の大法を、寸分容赦なく行ってゆくように、この自然の王国から、定まれる寿命を召されて、根こそぎに、谷の中にたわいなく倒れている。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
有る處にはあり餘つて無い處にはないといふのは、智慧や黄金に限らず、勝景や温泉に限らぬ自然の大法則であるらしい。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
紫綾の大法衣、 逆光線に流れしめ、六道いまは分るらん、 あるじの徳を讃へけり。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 五十篇』 青空文庫
廷珸は大喜びで、天下一品、価値|万金なんどと大法螺を吹立て、かねて好事で鳴っている徐六岳という大紳に売付けにかかった。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
ジュリアンの「ほんとうの話」の大法螺でも、夢想兵衛の「夢物語」でも、ウェルズの未来記の種類でも、みんなそういうものである。
— 寺田寅彦 『科学と文学』 青空文庫
科学的な知識などは一つも持ち合わせなくても大政治家大法律家になれるし、大臣局長にも代議士にもなりうるという時代が到来した。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
宇宙の大法則に引きずられて彼は今こゝに衆人の冷たい顧眄を慕うて来た。
— 平出修 『夜烏』 青空文庫
作例 · 標準
国家の根幹をなす大法として、憲法の改正を論じる際には国民の慎重かつ多角的な議論が不可欠だ。
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その厳格な宗教団体において、開祖が定めた大法は数百年経った今も一字一句変えずに守られている。
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中世ヨーロッパにおいて、教皇が発する大法は、時には国王の権力をも凌駕するほどの影響力を持っていた。
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