藻
も
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #23069 · 青空 1665 例
標準
algae
文例 · 用例
『野蛮人』という言葉は、彼の語藻において『西洋人』と同字義であった。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
手を拍ちて床をのべさせ横になれば新しき浴衣の肌さわりも快く、隣室の話声遠きように聞えし後は魂いずこへか飛んで藻ぬけの殻となり電燈消しに来し事もいつか知らず。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
それからまた珪藻のプレパラートを見せられ、これの視像の鮮明さで顕微鏡の良否が分かると教えられた。
— 寺田寅彦 『追憶の医師達』 青空文庫
その後二十年たってドイツのエナでツァイスの工場を見学したとき、紫外線顕微鏡でこの同じ珪藻の見事な像を蛍光板の上に示されたとき、この幼い記憶が突然甦って来るのを感じたのであった。
— 寺田寅彦 『追憶の医師達』 青空文庫
藻掻きたくても体は一寸も動かぬ。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
それから、あの岩のやうなもの、あれは藻です。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
龍宮ではこの藻を食べて、花びらで醉ひ、のどが乾けば櫻桃を含み、乙姫さまの琴の音に聞き惚れ、生きてゐる花吹雪のやうな小魚たちの舞ひを眺めて暮してゐるのです。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
ま、この藻の岩に腰をおろして、櫻桃の酒でも飮むさ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫