改過
かいか
名詞
標準
文例 · 用例
果して然らば、啻に国体を維持し、外夷の軽侮を絶つのみならず、天下之士、朝廷改過の速なるに悦服し、斬奸の挙も亦|迹を絶たむ。
— 森鴎外 『津下四郎左衛門』 青空文庫
『刑罰の目的は改過遷善に在り』など云う死刑廃止論者などは、自分の妻なり子なりを強盗にでも殺されて見れば、私の憤慨がどんなに自然であり、正当であるかを了解するだろうと思います。
— 菊池寛 『ある抗議書』 青空文庫
此ノ戰慄ヨリ來ル反省改過ハ鏡ニ掛ケテ見ルガ如シ。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
日本ハ支那ニ於テ東洋ノ獨逸ヲ學バントスル野心國ナリト云フ世界ノ批評ニ對シテ男子的ニ是認シ而テ男子的ニ反省シ改過スベシ。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
その因縁で五百世中常に乞食となるがその改過と誓願に由って今我に遭うて羅漢となった。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
その時の長者は今の我で、日々使いに立った者は今の須達長者、狗子は吠えて諸大士を請じたから世々音声美わしく今は美音長者と生まれおり、悪言したのを改過した五百人は今この乞食上りの五百羅漢だと説いたとある。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
その、人を改過遷善に導く功徳と、利用厚生にまで人を益する働きは、むしろ本家の高山に過ぎたるものがある―― 右のお婆さんという人は、右のような女傑である――ということの説明を、富作さんの口から聞いて、与八がなるほどと感心をさせられました。
— 恐山の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
善い道連れは手本になってくれるし、悪い道連れは、反省改過の刺戟になってくれる。
— 下村湖人 『現代訳論語』 青空文庫