欧化
おうか
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞
標準
Europeanization
文例 · 用例
故に近代の欧化した日本――果して真に欧化であるか?
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
紅葉は当今の欧化主義に逆つて起りし文人なり。
— 北村透谷 『粋を論じて「伽羅枕」に及ぶ』 青空文庫
英語書生|対手の啓蒙的な語学雑誌であったが、やはり当時の欧化熱が産出したもので、日本人の手に成った外国語雑誌の開山である。
— ――尾崎紅葉―― 『硯友社の勃興と道程』 青空文庫
欧化主義の反動が文学上にも及ぼして安価なシャボン臭い政治小説や人情小説が飽かれて来た時だったので、『色懺悔』というような濃艶な元禄情味を滴たらした書名が第一に人気に投じて、内容はさして勝れたものではなかったが、味淋と鰹節のコッテリした元禄|張の文章味が読書界を沸騰さした。
— ――尾崎紅葉―― 『硯友社の勃興と道程』 青空文庫
さしもに飛ぶ鳥を落す勢いの美妙斎の人気も一時にガタ落ちがして、紅葉|露伴が取ってこれに代ったのは、畢竟欧化主義と国粋主義との勢力消長に原因しているので、強ち紅葉と美妙斎との芸術的優勝劣敗ではないのである。
— ――尾崎紅葉―― 『硯友社の勃興と道程』 青空文庫
その頃は既に鹿鳴館の欧化時代を過ぎていたが、欧化の余波は当時の新らしい女の運動を惹起した。
— 内田魯庵 『三十年前の島田沼南』 青空文庫
欧化気分がマダ残っていたとはいえ、沼南がこの極彩色の夫人と衆人環視の中でさえも綢繆纏綿するのを苦笑して窃かに沼南の名誉のため危むものもあった。
— 内田魯庵 『三十年前の島田沼南』 青空文庫
美妙斎はあたかも欧化熱の人工|孵卵器で孵化された早産児であった。
— 内田魯庵 『美妙斎美妙』 青空文庫
作例 · 標準
例句