王化
おうか
名詞動詞-サ変
標準
imperial influence
文例 · 用例
即ち太平洋方面なる陸奥と共に、もと久しく王化の外に置かれた僻陬であつたことを、その名に示してゐる。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
クロオデルもしこれを聞かば、或は恐る、黄面の豎子未王化に浴せずと長太息に堪へざらん事を。
— ―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文― 『骨董羹』 青空文庫
然るに其後景行の朝に天皇親ら豐、火、日向、筑紫を巡狩せられ、次で日本武尊をして熊襲を討たしめ給ひ、また此朝の時に葦北國造などをも置かれたりしを以て之を觀れば、九州の北半は是時より漸く王化に沾ひ始めたるなり。
— 白鳥庫吉 『倭女王卑彌呼考』 青空文庫
此の如く景行の朝より成務の朝に亙りて、九州の北部が容易に王化に靡きしは、固より列聖御稜威の然らしむる所なるべしと雖も、而もまた此處に據れる女王國の勢力が衰頽に赴きしこと、その原因たらずんばあらず。
— 白鳥庫吉 『倭女王卑彌呼考』 青空文庫
この際微力な庄屋としてなしうることは、建白に、進言に、最も手近なところにある藩論の勤王化に尽力するよりほかになかった。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
万民を王化に浴させたい。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
故に往古よりこのかた未だ王化に染まず。
— 喜田貞吉 『武士を夷ということの考』 青空文庫
内附の蝦夷に對する麁蝦夷は、未だ王化に服せざる蝦夷たるや明なりとす。
— 喜田貞吉 『蝦夷とコロボツクルとの異同を論ず之に潜みて』 青空文庫
作例 · 標準
例句