桜花
おうか異読 さくらばな
名詞頻度ランク #29530 · 青空 250 例
標準
cherry blossom
文例 · 用例
即ち「花」といふ言葉は、日本人の読者にとつて、直ちに桜花を連想させるのに、西洋人の読者にとつては、ダリアやチューリップやシネラリヤを連想させる。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
花袋は、明治二十七年四月六日、太田玉茗(花袋夫人の兄)とともに、武州小金井の桜花を見て、急に幕末の儒者林梁の昔は言わず、田山花袋を以て多摩川開発の恩人とせずばなるまい。
— ――田山花袋氏―― 『紀行文家の群れ』 青空文庫
あまり単調で気が狂おう(※)そして日本の桜花の層が、程よく、ほどほどにあしらう春のなま温い風手は、徒に人の面にうちつけに触り淫れよう。
— 岡本かの子 『病房にたわむ花』 青空文庫
だが、まだ私は、桜花に就いての憂鬱感や強迫観念を語りやめようとするのではありません。
— 岡本かの子 『病房にたわむ花』 青空文庫
桜花が、しっきりなしにそれらの上へ散りかかります。
— 岡本かの子 『病房にたわむ花』 青空文庫
年ごとに咲くや吉野の桜花 樹を割りて見よ花の在所を これも同じ心持ちを詠んだ歌であります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
九日、甲辰、晴、晩に及びて、将軍家俄かに永福寺に御出、桜花を御覧ぜんが為なり。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
十日、丁亥、晴、晩頭将軍家桜花を覧んが為、永福寺に御出、御台所御同車、先づ御礼仏、次に花林の下を逍遥し給ふ、其後大夫判官行村の宅に入御、和歌の御会有り、亥の四点に及び、月に乗じて還御。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
作例 · 標準
例句