幻辞.com

忠節

ちゅうせつ
名詞
1
標準
loyalty
文例 · 用例
自由を熱望する時代には至粋は自由の気となりて、ウィリヤム・テルの如き代表者の上に不朽なる気禀をあらはし、忠節に凝れる時代には楠公の如き、はた岳飛、張巡の徒の如き、忠義の精気に盈ちたる歴史的の人物を生ずるに至るなり。
北村透谷 徳川氏時代の平民的理想 青空文庫
或書に、此の時、秀吉の策を用い、直ちに小谷を攻撃したならば、小谷は一日も支える事が出来なかったのに、安養寺が舌頭に於て信長に疑惑の思いを起したのは、忠節比類無しと褒めてある。
菊池寛 姉川合戦 青空文庫
信長は、安養寺が重ねて「首をはねよ」と云うをきかず自分に従えよとすすめたが聴かないので、「然らば立ち帰りて、浅井に忠節を尽せよ」とて、小谷へ帰した。
菊池寛 姉川合戦 青空文庫
秀頼への忠節と云うだけではなく、親譲りの意地でもあれば、武人としての夢も、多少はあったであろう。
菊池寛 真田幸村 青空文庫
また、冬の陣の当初、大阪方が堺に押し寄せた時、且元、手兵を派して、堺を助け、大御所への忠節を見せた、など『本光国師日記』に見えている。
菊池寛 真田幸村 青空文庫
吉野時代 北條氏の滅亡するや、後醍醐天皇は、伯耆より御還幸の途につかせられ、兵庫迄お迎へ申し上げた楠木正成に、「北條氏を討滅し、今日京都に還幸出来るのは、偏に汝の忠節による」とのお言葉を賜ひ、正成の軍を先導として、京都に入らせられた。
菊池寛 二千六百年史抄 青空文庫
秀吉は九州島津氏の猛将鬼武蔵(新納武蔵守忠元)との初対面で、主家のため最後まで戦つた忠節を褒め、当座の賞として薙刀を与へた。
菊池寛 二千六百年史抄 青空文庫
「今天下平均|之儀、誠御忠節|故と存候云云、御子孫永く疎略之儀|有之間敷候と云ふ文句のある一札である。
森鴎外 栗山大膳 青空文庫
作例 · 標準
彼は主君への忠節を貫き、最後まで裏切ることはなかった。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
殿様のために忠節を尽くすことが武士の本分であると考えられていた
Illusions AI · claude-haiku-4-5-20251001
彼の忠節ぶりは同僚たちの間で高く評価されている
Illusions AI · claude-haiku-4-5-20251001