反逆
はんぎゃく
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #19643 · 青空 509 例
標準
treason
文例 · 用例
さうして方則に順應するのは榮え、反逆するものは亡びるのも亦普遍の現象である。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
その結果として、自然の充分な恩恵を甘受すると同時に自然に対する反逆を断念し、自然に順応するための経験的知識を集収し蓄積することをつとめて来た。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
やっかいな癌腫はそういう反逆者の群れでできるものらしい。
— 寺田寅彦 『破片』 青空文庫
有機系とはなんの交渉もないものが繁殖し始めるとその有機系の調和が破壊され、その活力が阻害され結局死滅する、それと同時にその死滅を促成した反逆者の一群も死滅することは当然である。
— 寺田寅彦 『破片』 青空文庫
それは彼が安易を見出していると同じ原因が彼に反逆するのであった。
— 梶井基次郎 『ある崖上の感情』 青空文庫
それがいかに彼らの醜い現実に対する反逆であるかを想像するのであった。
— 梶井基次郎 『ある崖上の感情』 青空文庫
これに反してぐあいの悪い日は絵の具も筆も、申し合わせて反逆を企て自分を悩ますように見える。
— 寺田寅彦 『自画像』 青空文庫
笠井さんだって、五、六年まえまでは、新しい作風を持っている作家として、二、三の先輩の支持を受け、読者も、笠井さんを反逆的な、ハイカラな作家として喝采したものなのであるが、いまは、めっきり、だめになった。
— 太宰治 『八十八夜』 青空文庫