冷気
れいき
名詞頻度ランク #30454 · 青空 286 例
標準
cold
文例 · 用例
夜は冷気のために雪が岩石の膚肌に凝結し、昼はそばから蒸発して行くので、冷熱の変化から岩石を破壊し、山体を陶器の破片のように滅茶滅茶にして散乱させる。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
私が目ざしてゆくのは杉林の間からいつも氷室から来るような冷気が径へ通っているところだった。
— 梶井基次郎 『筧の話』 青空文庫
商賈戸を鎖して風雨いよいよ烈しく、冷気肌を襲うてなんとなく物凄い。
— 井沢衣水 『本州横断 痛快徒歩旅行』 青空文庫
もう朝晩は秋の冷気が身に沁むほどだといふに、勝見一家の倦怠とやりツぱなしは、老巡査一家の其にも増して、障子を繕ツて入れるだけの面倒も見ない。
— 三島霜川 『昔の女』 青空文庫
五月の末だったが、その日はひどく冷気で、空気がじとじとしており、鼻や気管の悪い彼はいつもの癖でつい嚔をしたり、ナプキンの紙で水洟をふいたりしながら、パンを※っていた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
六月に袷を着るという冷気でね。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
猿橋あたりへ来ると、窓から見える山は雨が降っているらしく、模糊として煙霧に裹まれていたが、次第にそれが深くなって冷気が肌に迫って来た。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
和服の着流しでコンクリートのたたきに蹲っていると、裾のほうから冷気が這いあがって来て、ぞくぞく寒く、やりきれなかった。
— 太宰治 『未帰還の友に』 青空文庫
作例 · 標準
窓の隙間から冷気が忍び込み、部屋を暖めても足元がずっとすーすーしている。
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地下室の扉を開けた瞬間、カビの匂いを含んだひんやりとした冷気が顔に当たった。
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冷蔵庫を開けっぱなしにしていると、中の冷気が逃げてしまって電気代の無駄になる。
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ウィキペディア
冷気 は、アメリカ合衆国の怪奇幻想作家H・P・ラヴクラフトによる、不死をテーマとするマッド・サイエンティスト物の短編小説。他の訳題に「冷房装置の悪夢」などがある。
出典: 冷気 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0