温度
おんど
名詞頻度ランク #3231 · 青空 990 例
標準
temperature
文例 · 用例
編暦をつかさどる人々は、たとえば東京における三月の平均温度が摂氏何度であるかを知らなくても職務上少しもさしつかえはない。
— 寺田寅彦 『春六題』 青空文庫
この平均温度というものが往々誤解されるものである。
— 寺田寅彦 『春六題』 青空文庫
どうかするとその月にその温度の日が最も多いという意見に思いちがえられるのである。
— 寺田寅彦 『春六題』 青空文庫
しかし実際は月の内でその月の平均温度を示していた時間はきわめてまれである。
— 寺田寅彦 『春六題』 青空文庫
幾たびとなく足をすくわれ、のめり、手を突きながらも、温度は手が凍えるまで下らなかったので、金剛杖や糸立を強くつかんで、大宮口の五合目へ、ほうほうの態でたどりつき、たき火でぬれた上衣を、かわかすのに暇取った。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
私は山を包む濃雲に絶望しながらも、屋根へ這い上って、虚空を見ていると、眼の前を灰色の霧は、渦巻いて、髯を伝わる呼吸が、雫となってポタポタ落ちる、鉛筆をポッケットから出して、弟が寒暖計を見て報告する温度を、手帖に記していると、傍から鉛筆の墨が滲んで、文字が紙の上で解体するほどの霧だ。
— 小島烏水 『雪中富士登山記』 青空文庫
凶作の原因となる気温異常には他にも色々な原因はあるとしても一つの因子としてこれと東北沿海の海水の温度異常との間に若干の相関があるらしいということは、我邦の学者の間ではもう少なくも二十年も前から問題となっていたことである。
— 寺田寅彦 『新春偶語』 青空文庫
第一に蚊帳の内と外とで温度がどれだけ違うだろうかと思って夜中に寒暖計を持って出たり入ったりしてみたが残念ながら大した差はなかった。
— 寺田寅彦 『蚊帳の研究』 青空文庫
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温度(おんど、 とは、温冷の度合いを表す指標である。
出典: 温度 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0