縦
たて異読 タテ
名詞頻度ランク #4811 · 青空 2082 例
標準
the vertical
文例 · 用例
やがて最初に目に入つた玉屋に這入ると、部屋は明るくガランとしてゐて、温室のやうだつた、客の腰掛場になつてゐる、畳二枚を縦に並べた場所の、その中程に置かれた火鉢には其処の主人が如何にも睡げによつかゝつてをり、お主婦さんも割烹着を着たまゝ火鉢で手をぬくめてゐた。
— 中原中也 『西部通信』 青空文庫
朝の空気が尚冷々とした広い一室の右と左に、ズラリと縦に二列に教師達の粗末な机が並んでゐた。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
同じ団体にはいってヘッベルの劇場の楽屋見学をしたときは、奈落へ入り込んでモーターで廻わす廻り舞台を下から仰いだり、風の音を出す器械を操縦させてもらったりした。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
時津から早岐まで、哀れげな小蒸気船に乗っての大村湾縦走はただうすら寒い佗しい物憂さの単調なる連続としてしか記憶に残っていない。
— 寺田寅彦 『二つの正月』 青空文庫
それはとにかく、亀さんが鳥人になったらおそらく人並以上の離れ業を演じ得る名操縦士になったことであろう。
— 寺田寅彦 『重兵衛さんの一家』 青空文庫
刈り株ばかりの冬田の中を紅もめんやうこんもめんで頬かぶりをした若い衆が酒の勢いで縦横に駆け回るのはなかなか威勢がいい、近辺のスパルタ人種の子供らはめいめいに小さな凧を揚げてそれを大凧の尾にからみつかせ、その断片を掠奪しようと争うのである。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
この白峰山脈縦断旅行も、これでおしまいになるのかと思うと、嬉しいような、気抜けがしたような、勝利の悲哀といったような、情ない心持が身に沁み泌みと味われて来る。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
二十五日 宮川の池に沿いて、宮川の窪を登り、岩壁を直進して、御幣岳の最南峰に登り、各峰を縦走して、二十一日の来路と合し、降路は下宮川谷に入りて、梓川に下り、上高地温泉に帰宿。
— 小島烏水 『谷より峰へ峰より谷へ』 青空文庫
作例 · 標準
このノートは縦の長さがA4サイズよりも少し短く、持ち運びに便利だ。
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地震の揺れが縦に来たので、本棚から本が一斉に飛び出してきて驚いた。
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グラフの縦軸は売上高を示し、横軸は月ごとの推移を表している。
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標準
front-to-back
作例 · 標準
駐車場が狭いため、二台の車を縦に並べて停めるしかない。
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列に並んでいる人たちが縦一列になって、バスの到着をじっと待っている。
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奥行きのある細長い部屋なので、家具を縦のラインに沿って配置した。
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標準
north-to-south
作例 · 標準
日本列島は南北に縦に長いため、地域によって気候が大きく異なっている。
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この国道は県を縦に貫く主要幹線道路で、物流の要となっている。
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地図の上で指を縦に動かしながら、北極から南極までの距離を想像してみた。
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標準
vertical (relationship)
作例 · 標準
昔ながらの職人の世界では、師匠と弟子の間の厳しい縦の人間関係が重視される。
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この会社は風通しが良く、役職を超えた縦と横のつながりが非常に強い。
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伝統的な体育会系の部活では、一年生は三年生に対して絶対的な縦の礼儀を守る。
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標準
(weaving) warp
作例 · 標準
機織り機に縦の糸を張る作業は非常に根気が要り、一日がかりの仕事になる。
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「縦の糸はあなた、横の糸は私」という有名な歌詞を口ずさみながら布を織る。
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縦と横の糸が複雑に交差することで、この美しい幾何学模様が作り出されている。
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