殺陣
たて異読 さつじん
名詞頻度ランク #35400 · 青空 30 例
標準
sword fight (in a film, play, etc.)
文例 · 用例
殺陣開始―― 遂に大吉、帯刀を斬り倒す。
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
一大殺陣の開始となる―― 遂に典六も五郎蔵も倒されたが、 大吉も肩先深く斬られてしまった。
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
合の隔ての襖が一斉に、どちらからともなく蹴開かれて、敷居越しに白刃が入り乱れ、遂には二つの大広間をブッ通した大殺陣が展開されて行った。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
これは広間一面に血の雨を降らせ合っている殺陣連中が、敵も味方も目が眩んでいながらに、そうした頭山満の端然たる威風に近づくとハッと気が付いて遠ざかったからであった。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
しかし頭山翁は格別変った気色もなく、活動のスクリーンでも見てるような態度で、眼前の殺陣を眺めまわしていたが、そのうちにフト自分の傍に一人の舞妓がヒレ伏しているのに気が付くと、片手でその背中を撫でながら耳に口を寄せた。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
渾身の勇を奮って、その手をすりぬけながら、やにわとまた逃げのびようとしたので、大きくひと足退屈男の身体があとを追ったかと見えた刹那――「馬鹿者ッ、行くつもりかッ」 裂帛の叱声が夜の道に散ったと同時で、ぎらりと銀蛇が閃いたかと思われましたが、まことに胸のすく殺陣でした。
— 続旗本退屈男 『旗本退屈男 第二話』 青空文庫
八文字にひらかれた門から大玄関まで、打ち水さえもが打ってあって、血の嵐、争闘、殺陣は元よりのこと、騒ぎらしい騒ぎがあったらしい跡もなく、不気味なほどに静まり返っているのです。
— 千代田城へ乗り込んだ退屈男 『旗本退屈男 第十一話』 青空文庫
この立廻りに就て、どうも本職の殺陣師が無いとイケないと成つて、柳浪の友人二宮某の知つてゐる坂東甚五郎(後に市川九字蔵)といふのを頼んで来た。
— 江見水蔭 『硯友社と文士劇』 青空文庫
作例 · 標準
時代劇のクライマックスで、主演俳優が見せる迫力満点の殺陣に観客は息を呑んだ。
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舞台俳優を目指す彼は、立ち回りの美しさを磨くために殺陣の教室に通っている。
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映画の撮影現場では、安全を確保しながらも本物らしく見える殺陣の振り付けが重要だ。
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