衆口
しゅうこう異読 しゅこう
名詞
標準
common talk
文例 · 用例
国賊逆徒、売国奴、殺せ、撲れと、衆口一斉|熱罵恫喝を極めたる、思い思いの叫声は、雑音意味も無き響となりて、騒然としてかまびすしく、あわや身の上ぞと見る眼|危き、ただ単身なる看護員は、冷々然として椅子に恁りつ。
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
実際無類絶好の奇宝であり、そして一見した者と一見もせぬ者とに論なく、衆口嘖※としていい伝え聞伝えて羨涎を垂れるところのものであった。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
襟を正して、夢中になって、涙ぐましい程ゾクゾクと共鳴して観ておりながら、何故そんな気持になるのか説明出来ない芸術である」 というのが衆口の一致する処らしい。
— 夢野久作 『能ぎらい/能好き/能という名前』 青空文庫
正直の処、筆者もこの衆口に一致してしまいたいので、これ以上に能のヨサの説明は出来ない事を自身にハッキリと自覚している。
— 夢野久作 『能ぎらい/能好き/能という名前』 青空文庫
実際無類絶好の奇宝で有り、そして一見した者と一見もせぬ者とに論無く、衆口|嘖※として云伝へ聞伝へて羨涎を垂れるところのものであつた。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
と大声で言って衆口を閉じさせ、ひとまず落ちつく事にいたしましたが、さてその後、シーボルトという人が日本にまいりまして、或る偶然の機会にれいの一件がのそりのそり歩いているのを見つけて腰を抜かした。
— 太宰治 『黄村先生言行録』 青空文庫
国賊逆徒、売国奴、殺せ、撲れと、衆口一斉|熱罵恫喝を極めたる、思ひ思ひの叫声は、雑音意味もなき響となりて、騒然としてかまびすしく、あはや身の上ぞと見る眼危き、唯|単身なる看護員は、冷々然として椅子に恁りつ。
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
襟を正して、夢中になって、涙ぐましい程ゾクゾクと共鳴して観ておりながら、何故そんな気持ちになるのか説明出来ない芸術である」 というのが衆口の一致するところらしい。
— 夢野久作 『能とは何か』 青空文庫
作例 · 標準
衆口は、真実を隠すことが難しいということを示している。
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彼の不正は、衆口の噂から発覚した。
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世間の衆口が、彼の行動を厳しく批判した。
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