貞烈
ていれつ
形容動詞名詞
標準
extreme faithfulness
文例 · 用例
乃木夫人、東郷夫人の貞烈と節倹とは、これらの上流夫人が身を持するにかたく、常に木綿の衣類で通していられたということを、重要な心がけとしてとかれた。
— ――日本女性の覚悟―― 『祭日ならざる日々』 青空文庫
しかし一人の絶世の美人が、貞烈無比になるか、極悪無道になるか、絞首台に登るか登らぬかの境目だから、今一度辛棒して考え直さなければならぬ。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
達者になつて江戸へ歸つて、自分の眼でお新の顏を見て、その貞烈を見拔いた上でなければ、うつかり『千之助が生きて居る』とは名乘つては出られない――、さう悲しくも思ひ定めて、四月、五月、半歳、親切な島の人達の世話になり乍ら、身體も心も恢復するのを持ちました。
— 地獄から來た男 『錢形平次捕物控』 青空文庫
二度目の僞手紙でお關をおびき出し、目黒の下屋敷につれ込んだ高力左近は、恩人にして臣下、今はしかも自分の身代りにならうと言ふ志賀内匠の妻お關に、無體の戀慕を仕掛け、貞烈なお關の峻拒に逢つて、首を三太刀まで切つた上、茣蓙に包んで目黒川に流した始末を、平次は手に取る如く語り聞かせたのです。
— 十手の道 『錢形平次捕物控』 青空文庫
目黒川に無慙な死骸を浮べた貞烈な美女のために、夫の最上の感謝を捧げるのでせう。
— 十手の道 『錢形平次捕物控』 青空文庫
二度目の偽手紙でお関をおびき出し、目黒の下屋敷につれ込んだ高力左近は、恩人にして臣下、今はしかも自分の身代りになろうという志賀内匠の妻お関に、無体の恋慕を仕掛け、貞烈なお関の峻拒にあって、首を三太刀まで切った上、茣蓙に包んで目黒川に流した始末を、平次は手に取るごとく語り聞かせたのです。
— 十手の道 『銭形平次捕物控』 青空文庫
目黒川に無慙な死骸を浮べた貞烈な美女のために、夫の最上の感謝を捧げるのでしょう。
— 十手の道 『銭形平次捕物控』 青空文庫
達者になって江戸へ帰って、自分の眼でお新の顔を見て、その貞烈を見抜いた上でなければ、うっかり「千之助が生きている」とは名乗って出られない――、そう悲しくも思い定めて、四月、五月、半歳と、親切な島の人達の世話になりながら、身体も心も恢復するのを待ちました。
— 地獄から来た男 『銭形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は夫の死後も貞烈を守り、再婚しなかった。
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その物語は、貞烈な妻の献身的な愛を描いている。
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貞烈な心を持ち続けることは、容易なことではない。
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