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貞節

ていせつ
名詞形容動詞
1
標準
chastity
文例 · 用例
彼女は生れながらの貞節な細心な労苦を厭わない意志の強い主婦であった。
梶井基次郎 不幸 青空文庫
太く短い環、古代の貞節な女に似て垂れ下った醜い肩、まるで病み疲れてサタンに生育を阻止された女が奇妙な嬌態をして、流行の衣裳と近代の手管をもって私の前に現れたのだ。
Love on Drought 恋の一杯売 青空文庫
昆虫も貞節でなければものの役には立たぬと見えて、後妻を娶ったり再嫁したやつは、薬になる資格さえ無いというわけである。
太宰治 惜別 青空文庫
心の貞節や人知れぬ涙を決して人に見せまいとする悩みから湧くこの世の淋しさが、まざまざと鼻に現われて来るからであります。
夢野久作 鼻の表現 青空文庫
「おい、罪人となった癖に、貞節も糞もあるかい」 これを見ると王は戸を突き開けて入って往って、刀を抜くなり驚いて逃げようとする番人を突き殺した。
田中貢太郎 蘇生 青空文庫
「永年遠國に罷在候夫の爲、貞節を盡候趣聞召され、厚き思召を以て褒美として銀十枚下し置かる」と云ふ口上であつた。
森鴎外 ぢいさんばあさん 青空文庫
慈悲深キ賢母ヲ勞働ノ苦役ニ驅リ貞節ナル良妻ヲ賣淫ノ汚濁ニ投ズルハ、夫タリ子女タル國民ノ忍ブ能ハザル所。
北一輝 日本改造法案大綱 青空文庫
けれども美しい貞節な妻と可憐な娘を三人まで持っている倉地の心がいつまで葉子にひかされているか、それをだれが語り得よう、葉子の心は幌の中に吹きこむ風の寒さと共に冷えて行った。
有島武郎 或る女 青空文庫
作例 · 標準
古代の物語では、女性の貞節が非常に重んじられていた。
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彼女は亡き夫への貞節を貫き、再婚することはなかった。
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貞節という概念は、時代とともにその解釈が変化してきた。
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