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品性

ひんせい
名詞頻度ランク #29132 · 青空 245
1
標準
character
文例 · 用例
それで例へば欧羅巴の如きレリジョンの確立してゐる所では、それに批評の発達した所では、批評家は個人的に言葉を使用しないで社交的圏を相手に話すので、言葉は専ら比較によつて成立つ品性についての言葉が人の頭に滲みきつて、そのため驚きはその滲みきつた言葉で片附られ勝になるといふことは想像出来るでせう。
小林秀雄に 小詩論 青空文庫
独り蕪村がこの点で独歩であり、多くの秀れた句を書いているのは、彼の気質が若々しく、枯淡や洒脱を本領とする一般俳人の中にあって、範疇を逸する青春性を持っていたのと、かつ卑俗に堕さない精神のロマネスクとを品性に支持していたためである。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
今の君は、もはや何人の眼に於ても、森林から出てきた原人ではなく、却つて教養あり、禮節あり、そして典雅の趣味を愛する所の、一個品性高き風韻の好人物である。
萩原朔太郎 室生犀星に與ふ 青空文庫
何となれば、死生の際が人を詩化せしむる如く、戦争は、国民を詩化せしむるものにして、死生の際が人情の極致を発露する如く、戦争は実に、国民品性の極致を発露すべきものなれば也。
黒島傳治 明治の戦争文学 青空文庫
独り国民を挙つて詩化し満目詩料ならざるなく、国民品性の極致を発露し口を開いて賛すべく、嘆すべく、歌ふべく、賦すべきの事に満つる戦時に於て、文士或は却て筆を収めむとするは何ぞや。
黒島傳治 明治の戦争文学 青空文庫
おのれの心の変わりゆきし跡を見たもうてあきれたもうとも笑いたもうとも泣きたもうとも、そは貴嬢が自由なり、されどあきるるも笑うも泣くもみな貴嬢が品性によりてのことなれば、あながち貴嬢が自由ともいい難し。
国木田独歩 おとずれ 青空文庫
今日の日本が言う「紳士」とは、気概なく品性なき、成金的醜劣の人物の称呼であって、西洋のゼントルマンと根本的に別種である。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
品性が、それから書物の品位が、幾らか卑しくなり勝ちである。
夏目漱石氏−収入−衣食住−娯楽−趣味−愛憎−日常生活−執筆の前後 文士の生活 青空文庫
作例 · 標準
彼女は、その高潔な品性から、多くの人々から尊敬されている。
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子供の品性を育むためには、家庭での躾けが非常に重要である。
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彼の言動は、品性を疑われるようなものであった。
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