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行人

こうじん
名詞頻度ランク #43388 · 青空 363
1
標準
passer-by
文例 · 用例
即ち句の意味は、行人の絶間絶間に鶯が鳴くと言うので、人間に驚いて鶯が鳴くというのでないと主張している。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
句集の方のは門を出れば我れも行人秋の暮 であり、全く同想同題である。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
路上に行人は散らばり去り烈風は砂を卷けどもわが古き感情は叫びて止まず。
萩原朔太郎 氷島 青空文庫
月夜に往来へ財布を落しておいて小蔭にかくれて見ている、通行人があたりを見廻わしてそれを拾おうとするときに、そっと手許の糸を手繰ると財布がひとりでするすると動き出すというような深刻な教育法をも実行した事があったようである。
寺田寅彦 重兵衛さんの一家 青空文庫
駒込の富士から神田明神、深川八幡の境内、鉄砲洲の稲荷、目黒|行人坂などが、その主なる場所であった、がそれも、今ではお伽噺になってしまった。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
碁盤の目ほどに窓の多いデパートメント、タンクを伏せたように重っ苦しい大屋根、長方形の箱を、手品師の手際で累積したようなアメリカ式鉄筋コンクリートの高層築造物は、垂直の圧力を通行人の頭上に加えて虚空の「通せん坊」をしあっている。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
六 富士の古道 この前に来たときは、裾野の路という路は、馬力のわだちのあとで、松葉つなぎにこんぐらがり、太く細く、土が掘れたり、盛り上ったりして、行人を迷わせたところに、裾野らしい特色があったが、今は本街道然たる、一筋路が、劃然と引かれて、迷いようもなくなった。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
飛び廻る自動車も、忙しそうに歩く行人も、右往左往に悲叫遁走する、あらゆる生物の、混乱の姿ででもあるかのように取られた。
小島烏水 火と氷のシャスタ山 青空文庫
作例 · 標準
賑やかな通りを多くの行人が行き交い、街は活気に満ち溢れている。
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辻に立ってバイオリンを弾くストリートミュージシャンに、足を止める行人は少なかった。
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降り出した突然の雨に、行人たちは慌てて軒下に逃げ込んだり傘を広げたりしていた。
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