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黄塵

こうじん
名詞
1
標準
dust (in air)
文例 · 用例
細民街のぼろアパアト、黄塵白日、子らの喧噪、バケツの水もたちまちぬるむ炎熱、そのアパアトに、気の毒なヘロインが、堪えがたい焦躁に、身も世もあらず、もだえ、のたうちまわっているのである。
太宰治 音に就いて 青空文庫
かっと烈日、どっと黄塵
太宰治 音に就いて 青空文庫
そのうちに天気が好くなると今度は強い南のから風が吹いて、呼吸もつまりそうな黄塵の中を泳ぐようにして駆けまわらねばならなかった。
寺田寅彦 電車と風呂 青空文庫
烈風、衣服はおろか、骨も千切れよ、と私たち二人の身のまわりを吹き荒ぶ思い、見ゆるは、おたがいの青いマスク、ほかは万丈の黄塵に呑まれて一物もなし。
――(生れて、すみません。) 二十世紀旗手 青空文庫
机の上には東京特有の黄塵が薄くたまつてゐて、汽車の煤煙を水道の水で淨めた私の指先に不愉快な感觸を傳へた。
有島武郎 小さき影 青空文庫
而ると、黄塵濛々々として、日光さへ黄ばむで見える大都の空に、是が二百|萬の人間を活動させる原動力かと思はれる煤煙が毒々しく眞ツ黒に噴出し、すさまじい勢でぼやけた大氣の中を縦横に渦巻いてゐるのがハツキリ眼に映ツて來る。
三島霜川 平民の娘 青空文庫
細民街のぼろアパアト、黄塵白日、子らの喧噪、バケツの水もたちまちぬるむ炎熱、そのアパアトに、気の毒なヘロインが、堪へがたい焦躁に、身も世もあらず、もだえ、のたうちまはつてゐるのである。
太宰治 音について 青空文庫
かつと烈日、どつと黄塵
太宰治 音について 青空文庫
作例 · 標準
春になると大陸から黄塵が飛来し、街全体の景色がどんよりと黄色く霞んで見える。
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激しい風が吹き荒れるたびに、乾燥した大地から黄塵が舞い上がり、視界を遮った。
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洗車したばかりの車が、わずか一晩で薄っすらと積もった黄塵に覆われてしまった。
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