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後陣

こうじん
名詞
1
標準
rear guard
文例 · 用例
氏郷は恐ろしく厳しい方で、小田原北条攻の為に松坂を立った二月七日の事だ、一人の侍に蒲生重代の銀の鯰の兜を持たせて置いたところ、氏郷自身先陣より後陣まで見廻ったとき、此処に居よというところに其侍が居なかった。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
『川中島五度合戦記』に「越後陣所ヨリ草刈ドモ二三十人未明ヨリ出デカケマハリ云々」とあるは、天文二十三年のこととして出ているが、それは間違いであるから、おそらくこの時のことであろう。
菊池寛 川中島合戦 青空文庫
非戦論者達は、では長篠城を抜いて勝頼を入れ、一門の武将は後陣となり、我等三名は川を越えて対陣し、持久の策を採らば、我軍の兵糧に心配ないのに対して、敵軍は事を欠いて自ら退陣するであろう、と云った。
菊池寛 長篠合戦 青空文庫
「先陣既に黄瀬川、沼津に著ぬれば、後陣の人は、美濃、尾張にみちみちたる」とあるくらいだから、正に天下の大軍である。
菊池寛 小田原陣 青空文庫
詩魂衰へて警察歌をつくる北原白秋歌壇に盤踞して、後陣を張る歌壇組みし易しと見えたり。
詩集(11)文壇諷刺詩篇 小熊秀雄全集-12 青空文庫
向うが少しでも同意したら、すぐ不平の後陣を繰り出すつもりである。
夏目漱石 琴のそら音 青空文庫
現在では瀬戸内海の職釣人も、伊豆や相模の大物釣りの漁夫も、どんどん遠洋へまで乗出し始めたから、その後陣はアマチユアが承はらなければ、日本の釣道も発展しまいと思ふ。
佐藤惣之助 釣心魚心 青空文庫
と、三十頭の土佐犬が、葉之助の周囲を囲みながら、後陣として駈け出した。
国枝史郎 八ヶ嶽の魔神 青空文庫
作例 · 標準
敵の追撃をかわすため、勇敢な騎士たちが後陣に残り、本隊が撤退する時間を稼いだ。
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行列の後陣には、荷物を運ぶ馬車や食料を積んだカートが長く連なっていた。
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彼は軍の最後尾、後陣を任され、常に周囲の警戒を怠らずに部隊を守り抜いた。
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