涼
りょう
名詞頻度ランク #7263 · 青空 525 例
標準
cool breeze
文例 · 用例
外もあんまり涼しくはなかつた、家の中よりか涼しいくらゐであつた。
— 中原中也 『夏の夜の話』 青空文庫
たとえば、帽子をあみだにかぶっても気になるし、まぶかにかぶっても落ちつかないし、ひと思いに脱いでみてもいよいよ変だという場合、ひとはどこで位置の定着を得るかというような自意識過剰の統一の問題などに対しても、この小説は碁盤のうえに置かれた碁石のような涼しい解決を与えている。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
そのうちに、私は荒涼たる疑念にとらわれはじめたのである。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
かえって涼しいかも知れない。
— 太宰治 『炎天汗談』 青空文庫
相当の実業家らしいのですが、財産やら地位やらを一言も広告しないばかりか、名誉の家だって事さえ素振りにあらわさず、つつましく涼しく笑って暮しているのですからね。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
北の屋蔭の苔むしたる井筒に、新調の洋服涼しげなる若人二人、巴里形の麥藁帽子見よげにかぶりて、細き櫻のステツキを手すさびに振り上げ、花もまだきなる紫陽花の葉を叩きつ、あやめを隔ててこなた、うちまもり給へるなりけり。
— 萩原朔太郎 『花あやめ』 青空文庫
涼を取るべく連立た人。
— 萩原朔太郎 『二十三夜』 青空文庫
この時の女の顔は不思議な美しさに輝いて、涼しい眼の中に燃ゆるような光は自分の胸を射るかと思ったが、やがて縁側に手をついて、宜しくば風呂を御召しあそばせと云った時はもう平生のお房であった。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
作例 · 標準
夕立の後に窓を開けると、心地よい涼が部屋の中に流れ込んできた。
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木陰で涼を取りながら、冷たい麦茶を飲んで登山の疲れを癒やす。
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川のせせらぎを聞きながら過ごすひとときは、都会の夏にはない格別の涼がある。
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