神慮
しんりょ
名詞
標準
divine will
文例 · 用例
神職 (御堂を敬う)ああ、神慮は貴い。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
媛神 (――無言――)神職 恐れながら伺い奉る……御神慮におかせられては――畏くも、これにて漏れ承りまする処におきましては――これなる悪女の不届な願の趣……趣をお聞き届け……媛神 肯きます。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
「神慮の鯉魚、等閑にはいたしますまい。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
何より聞怯じをした事は、いささかたりとも神慮に背くと、静流がひらめくとともに、鼻を殺がるる、というのである。
— 泉鏡花 『神鷺之巻』 青空文庫
ところがこの戦いは菊池軍に不利であることを示し給う神慮のために、武時の乗馬が鳥居の前で俄かに四足を突張って後退し始めた。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
八洲もる国つ御神もこころあらば飽かぬ別れの中をことわれどう考えましても神慮がわかりませんから、私は満足できません。
— 榊 『源氏物語』 青空文庫
かかる中にも心に些の弛あれば、煌々と耀き遍れる御燈の影遽に晦み行きて、天尊の御像も朧に消失せなんと吾目に見ゆるは、納受の恵に泄れ、擁護の綱も切れ果つるやと、彼は身も世も忘るるばかりに念を籠め、烟を立て、汗を流して神慮を驚かすにぞありける。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
昔スウェーデン大凶年で饑飢免るべからずと知れた時、国民会議してすべての老人と病人を殺し、せめては少壮者を全く存せんと決したが、国王かかる残虐を行うに忍びず、念のために神慮を伺うた。
— 羊に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
作例 · 標準
神慮を測りかねる出来事が、次々と彼の身に降りかかった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
古来より人々は、自然災害を神慮によるものと解釈してきた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
この世のすべては神慮のままに動いていると彼は信じていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash