深慮
しんりょ
名詞
標準
thoughtfulness
文例 · 用例
処で、此の随筆が出処だとすると、何のために、奥州を越前へ移して、越中を備中にかへたらう、ソレ或ひは越中は褌に響いて、強力の威厳を傷けやうかの深慮に出たのかも計られぬ。
— 泉鏡太郎 『怪力』 青空文庫
ゆうべの朗読劇にしたって、あれにもポローニヤスの深慮遠謀があったのさ。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
その両親とも兄弟姉妹ともわかれて、ひとり御ところに奉公してゐる者の朝夕ひたすら緊張してゐる心も知らず、おのれの色慾の工夫ばかりしてゐる人の愚かしさを、つよくおとがめになつたのだといふ御深慮の程が、私たちにもはじめて納得出来ました。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
智慧の浅瀬を渡る下々の心には、青砥の深慮が解しかね、一文惜しみの百知らず、と笑いののしったとは、いつの世も小人はあさましく、救い難いものである。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
津田氏の所謂外交上の深慮も何も一ぺんに吹飛んでしまうのだ。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
そんな深慮遠謀もあり、私は、ことさらに猫なで声でどろぼうを招じ入れ、そうして、かれがはいるなり、電燈をぱちんと消してしまった。
— 太宰治 『春の盗賊』 青空文庫
△谷角日娑春――『一日一話』母は良く描けてゐたがモダン娘は足の割に顔が小さきに過ぎる、表現化が深慮に過ぎた。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
實ニ貴族ノ土地徴集ヲ決行スルニ、大西郷ガ異議ヲ唱フル諸藩アラバ一擧討伐スベキ準備ヲナシタル先哲ノ深慮ニ學ブベシトスル者ナリ。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
作例 · 標準
彼はその問題に対し、深慮を重ねて解決策を導き出した。
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深慮の末、彼は会社を辞めて起業する道を選んだ。
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リーダーの深慮によって、チームは困難な状況を乗り越えることができた。
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