幻辞.com

火田

かでん
名詞
1
標準
slash-and-burn agriculture
文例 · 用例
彼等も平原から移入した火田法を附近の森林に施して、粟や稗などを作り世渡りの助としたであろうが、其生活は狩猟本位であったから、山と最も交渉の深い人達であったことは疑いない。
木暮理太郎 山の今昔 青空文庫
おゝ君ら、先がけて解放の戦さに斃れた一萬五千の同志らの棺にも蔵められず、腐屍を禿鷹の餌食に曝す躯の上を荒れすさんだ村々の上を茫々たる杉松の密林に身を潜める火田民の上を北鮮の曠野に萠える野の草の薫りを篭めて吹け!
槇村浩 間島パルチザンの歌 青空文庫
夜中、山はぼう/\と燃え火田を囲む群落の上を、鳥は群れを乱して散った朝おれは夜明けの空に渦を描いて北に飛ぶ鶴を見たツルチュクの林を分け欝蒼たる樹海を越えて国境へ―――火のやうに紅い雲の波を貫いて、真直ぐに飛んで行くもの!
槇村浩 間島パルチザンの歌 青空文庫
喰うて、税を納めて、余りあるほどな、前からの荘園もあったが、なお多くの奴婢、奴僕、田丁を使役し、上に、家人等の監督をおいて、限りない未開の原始林を伐り拓き、火田を殖やし、沼を埋め、丘を刈り、たちまちにして、野の王者となった。
吉川英治 平の将門 青空文庫
そのため、館の大家族形態は、膨脹するし、郷民は殖える一方であったが、急開拓の火田法なども用いて、およそ二年半、死にもの狂いに、結束して働いた。
吉川英治 平の将門 青空文庫
「晩年」の諸作には、太宰自身もいっているように、どこかでんでん太鼓の美しさのようなものが感ぜられる。
小山清 井伏鱒二によせて 青空文庫
「どですかでん、どですかでん」 これははじめ、どで、すか、でん、と緩徐調でやりだし、だんだんに調子を早めるのである。
山本周五郎 季節のない街 青空文庫
「どでどで、どでどで、どですかでん」 これは交叉する線路の四点の継ぎ目を、電車の前部車輪四組と、後部四輪とが渡る音であった。
山本周五郎 季節のない街 青空文庫
作例 · 標準
山間部の斜面では、古くから火田によってソバやヒエなどの雑穀が栽培されてきた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
火田の跡地は数年で地力が衰えるため、一度収穫した後は場所を移して土地を休ませる必要がある。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「ほら、あそこの煙が見えるだろう。あれは春に向けて火田の準備をしているんだよ」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview