花鈿
かでん
名詞
標準
ornamental hairpin
文例 · 用例
下男は子供の額に斬りつけて逃げてきたが、後十四年して細君を迎えたところで、その細君は何時も花鈿を額へ垂らしていた。
— 田中貢太郎 『怪譚小説の話』 青空文庫
其ノ花鈿委地ノ惨禍亦深ク哀シムニ足ラザルモノ有リ。
— ※上漁史 『青塚ノ説』 青空文庫
「晩年」の諸作には、太宰自身もいっているように、どこかでんでん太鼓の美しさのようなものが感ぜられる。
— 小山清 『井伏鱒二によせて』 青空文庫
「どですかでん、どですかでん」 これははじめ、どで、すか、でん、と緩徐調でやりだし、だんだんに調子を早めるのである。
— 山本周五郎 『季節のない街』 青空文庫
「どでどで、どでどで、どですかでん」 これは交叉する線路の四点の継ぎ目を、電車の前部車輪四組と、後部四輪とが渡る音であった。
— 山本周五郎 『季節のない街』 青空文庫
「うちへ帰るんだな」六ちゃんは電車の方向を変えながら云う、「よしよし、規則違反で監督にみつかるとうるせえが、おれの電車でつれてってやろう、しっかりつかまってな、スピードをあげるからな、ほら、どですかでん、どですかでん」 電車は古いから、そのままゆけるときもあるが、故障をおこすこともある。
— 山本周五郎 『季節のない街』 青空文庫
「さあ、スピードをあげるぞ」六ちゃんは肩の猫に云う、「どですかでん、どですかでん」 中通りの南よりに、安八百屋と呼ばれる八百屋がある。
— 山本周五郎 『季節のない街』 青空文庫
「確かですかな」「確かでんがな。
— The Golden Rose 『黄金薔薇』 青空文庫
作例 · 標準
「舞妓の髪を飾る花鈿が、歩くたびに微かに揺れて銀の音を立てる」
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「時代劇の撮影のために、職人が一つ一つ手作りした繊細な花鈿を用意した」
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「博物館のガラス越しに、数百年前に使われていたという美しい花鈿を眺めた」
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標準
makeup involving flower patterns, etc.
作例 · 標準
「唐代の貴婦人たちは、額に紅で花鈿を描く化粧を好んだという」
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「舞台メイクの仕上げに、花びらを象った花鈿を額に貼り付けて華やかさを演出する」
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「古画の中に描かれた女性の額には、鮮やかな赤い花鈿がはっきりと残っている」
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