気疲れ
きづかれ
名詞
標準
文例 · 用例
とらわれのわれをよぶ 気疲れがひどいと、さまざまな歌声がきこえるものだ。
— 太宰治 『猿ヶ島』 青空文庫
内地では、二、三時間汽車に乗っても、大旅行の感じでとても気疲れがするのだが、外地では十時間二十時間の汽車旅行なんて、まるで隣村へ行くくらいの気軽なものなのだからね。
— 太宰治 『雀』 青空文庫
金木の生家では、気疲れがする。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
明け方になって陽気がすこし涼しくなると、宵からの気疲れでお蝶はさすがにうとうとと眠った。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫
気疲れで奥の三畳にうとうと眠っているお蝶を呼び起させて、半七は彼女から更に詳しい話を聴きとったが、やはり確かな見当は付かなかった。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫
これは昼間からの気疲れに、自分の魘される声が、自然と耳に入るのじゃないか。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
ゆうべはかの法事で、夜のふけるまで働かされたのと、いくら無頓着の僕でも幾分か気疲れがしたのとで、なんだか頭が少し重いように思われたので、なんというあてもなしに雨あがりの路をあるくことになったのだ。
— 岡本綺堂 『こま犬』 青空文庫
李中行 一つは気疲れがしたのだな。
— 岡本綺堂 『青蛙神』 青空文庫