譏誹
きひ
名詞
標準
abuse
文例 · 用例
スウィフトの『ガリバー巡島記』にヒントを得たやうな『ニェルス・クリームの地下旅行』Niels Klims Underjodiska Reis といふ物語の如きは、餘りにも眞に迫つて、偶然事實と符合したので、これは自分のことを惡口したものだと、譏誹の訴へを起したものすらありました。
— 宮原晃一郎 『スカンヂナヴィア文學概觀』 青空文庫
夜汽車の仄暗き車燈の影に母なき子供等は眠り泣きひそかに皆わが憂愁を探れるなり。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
さは云へまことやまつつじ、 日影くもりて丘ぬるみ、 ねむたきひるはかくてやすけき。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
〔塀のかなたに嘉莵治かも〕塀のかなたに嘉莵治かも、 ピアノぽろろと弾きたれば、一、あかきひのきのさなかより、 春のはむしらをどりいづ。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
時しも赭きひのきより、 農学生ら奔せいでて、雪の紳士のはなづらに、 雪のつぶてをなげにけり。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
からだひとつ消えよかしと両手を肩に縋りながら顔もてその胸を押しわけたれば、襟をば掻きひらきたまいつつ、乳の下にわがつむり押入れて、両袖を打かさねて深くわが背を蔽いたまえり。
— 泉鏡花 『龍潭譚』 青空文庫
日暮々々に水そゝげば此草とりつく便あるに任せて蔓をのばし、はや六月の初め、ひと花咲きそめて白きひを洗ひ捨てゝ四方山を見るに、さりとは口惜しや一銭つかはで是ほど面白く風情ありしことを知らず、もたれたる遊びに金銭を費して無益の年月を送りけるよと、今ぞ心のほこりを掃ひける。
— 幸田露伴 『花のいろ/\』 青空文庫
老夫婦にからだをまかせて、ときどきひとりで薄く笑っている。
— 太宰治 『美少女』 青空文庫
作例 · 標準
彼女はインターネット上で匿名の譏誹に晒され、深く傷ついた。
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政治家に対する根拠のない譏誹は、民主主義を損なう行為だ。
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彼の作品は当初、激しい譏誹を受けたが、後に高く評価されるようになった。
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公の場での個人に対する譏誹は、いかなる場合も許されない。
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