悪評
あくひょう
名詞頻度ランク #34962 · 青空 234 例
標準
bad reputation
文例 · 用例
そうした八雲の心理は、我が子の魯鈍に幻滅を感じてる親が、他人から、その愛児の悪評を聞いて怒る心理と、よく似たものであったと思われる。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
小宮氏の所説は、俳句の翻訳不可能を言ふために、宮森氏の訳を引例しただけであつて、別に宮森氏の訳を悪評したわけではなかつた。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
いってみれば運のよい女さ」「私たちと違って苦労知らずの女さ」「女のことは何一つできないあれが、どうして評判がいいのだろう」まずは悪評に近い方だった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
光輝あるわが金星音楽団がきみ一人のために悪評をとるようなことでは、みんなへもまったく気の毒だからな。
— 宮沢賢治 『セロ弾きのゴーシュ』 青空文庫
他人の功績を嫉み、自分がそれに及ばぬのを口惜しがり、人々に愛されぬのを不満に思い、常に自分が悪評され、世間から除外されるのを気づかい、一日一刻たりとも気を落ち付けて過すことが出来なくなります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
高ぶったとか勿体ぶったとか云う悪評のなかから、不思議な程かやを大切にすることばかりを婆やはたった一つ取り立ててひとから褒められて居た。
— 岡本かの子 『かやの生立』 青空文庫
私ひとりが過去に於いて、ぶていさいな事を行い、いまもなお十分に聡明ではなく、悪評高く、その日暮しの貧乏な文士であるという事実のために、すべてがこのように気まずくなるのだ。
— 太宰治 『故郷』 青空文庫
私は作品に於いてよりも、実生活に就いて、また、私の性格、体質に就いての悪評に於いて、破れかけたのであるから、いま、ひとつのフィクションを物語るにあたっても、これだけの用心が必要なのである。
— 太宰治 『春の盗賊』 青空文庫
作例 · 標準
例文1
例文3
例文5
例文7