逸足
いっそく
名詞名詞-の形容詞
標準
swiftness
文例 · 用例
栗うりの童は、逸足出して逃去り、学生らしき男は、欠びしつつ狗を叱し、女の子は呆れて打守りたり。
— 森鴎外 『うたかたの記』 青空文庫
揃いも揃って気骨稜々たる不遇の高材逸足の集合であって、大隈侯等の維新の当時の築地の梁山泊知らず、吏臭紛々たる明治の官界史にあっては恐らく当時の官報局ぐらい自由の空気の横流していたはけだし類を絶しているだろう。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
杵屋門下の逸足で、故六左衛門からひどく重んぜられていたとか。
— 豊島与志雄 『表現論随筆』 青空文庫
楓湖とは松本楓湖で、菊池容齋門下の逸足、明治年間の高名な繪かきの一人だつた。
— 長谷川時雨 『「郭子儀」異變』 青空文庫
岡田氏はもし事実とすれば、「多分馬の前脚をとってつけたものと思いますが、スペイン速歩とか言う妙技を演じ得る逸足ならば、前脚で物を蹴るくらいの変り芸もするか知れず、それとても湯浅少佐あたりが乗るのでなければ、果して馬自身でやり了せるかどうか、疑問に思われます」と言うのである。
— 芥川龍之介 『馬の脚』 青空文庫
此時にして、高材逸足の士、其手腕を振はむとする、明君の知己に遇ふ、或は可也。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
新生、馬生、龍生、小勝――みんな初代圓生門下の逸足で、今は亡い得がたき手練ばかりだった。
— 正岡容 『小説 圓朝』 青空文庫
席亭の横暴を憤り、逸足として鳴っていた圓生、圓遊、圓喬、圓太郎、圓橋、圓馬の門人たちと語らって、席亭克服のひと旗をあげようと計ったが、門人中に裏切ってつとにこの連動を席亭側へ知らせたものがあり、この結束は崩壊してしまった。
— 正岡容 『圓朝花火』 青空文庫
作例 · 標準
その馬は天賦の逸足を持っており、レースで常に勝利を収めていた。
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伝令の伝達速度は、その逸足にかかっていた。
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標準
outstanding talent
作例 · 標準
若くしてこの分野で逸足を発揮した彼には、将来が嘱望されている。
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彼女は幼い頃から絵画における逸足を示し、周囲を驚かせた。
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