韋駄天
いだてん
名詞
標準
Skanda (swift-footed guardian deity)
文例 · 用例
韋駄天を叱する勢いよく松が端に馳け付くれば旅立つ人見送る人|人足船頭ののゝしる声々。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
謂はば、錯亂への凝視であり、韋駄天に於ける計量であり、激憤絶叫への物差であり、眩暈の定着である。
— 太宰治 『「人間キリスト記」その他』 青空文庫
二人が淋しくたたずむ時、 彼等の背後を韋駄天の如く走り過ぎた侍がある。
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
韋駄天の如く其傍に走り寄つた時、水兵は猛獸に跨つて止めの一刀、海軍士官は悠然として此方に向つた。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
五|秒、十|秒は大叫喚、あはや、稻妻は喰伏せられたと思つたが、此犬尋常でない、忽ちむつくと跳ね起きて、折から跳り掛る一頭の雄獅の咽元に噛付いて、一振り振るよと見へたが、如何なる隙をや見出しけん、彼方に向つて韋駄天走り、獅子の一群も眞黒になつて其後を追掛けた。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
今までの足の重さもどこへやら、五、六町|韋駄天走りに逃げ延びて、フウフウ息を切らしながら再び振返ってみると、これはしたり、一行中の杉田子は、件の大女に掴まって何か談判最中。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
「それから、あの、」 小指を折って、「吹雪の熊太、韋駄天弥助、書生の源、あの、太い声で、六尺坊の悪右衛門っていったんです。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
見さっせえ、韋駄天のように木の下を駆出し、川べりの遠くへ行く仁右衛門親仁を、(おおい、おおい、) と茶番の定九郎を極めやあがる。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
作例 · 標準
彼はチーム一の韋駄天として知られ、今シーズンは盗塁王の最有力候補に挙げられている。
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締め切りが数分後に迫る中、彼は韋駄天の如き速さでキーボードを叩き、原稿を完成させた。
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「まさに現代の韋駄天だね」と、百メートル走で驚異的な新記録を樹立した選手に称賛が送られた。
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忘れ物に気づいた彼は、韋駄天走りで家まで引き返し、何とか遅刻を免れることができた。
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標準
great runner
作例 · 標準
マラソン大会で、彼はまるで韋駄天のような速さでゴールテープを切った。
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「今日の資料提出、山田さんは韋駄天並みに早かったね!」
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彼は短距離走の選手として、その韋駄天ぶりを遺憾なく発揮した。
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仏教説話に登場する韋駄天は、その驚異的な走りで知られている。
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ウィキペディア
韋駄天 は、仏教において天部に属する神である。韋陀、韋天将軍とも言われる。
出典: 韋駄天 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0