快足
かいそく
名詞名詞-の形容詞
標準
being nimble-footed
文例 · 用例
そいつが又驚くべき快速で、グングン引離して行くうちに、なおも追い迫って来る連中を撒くために走り込んで来た上り列車の前を、快足を利用して飛び抜けようとしたハズミに、片足が機関車のライフガードに引っかかって折れてしまった。
— 夢野久作 『二重心臓』 青空文庫
「千里の馬ありといえども、伯楽なきをいかにせん、千里のだちょうありといえども、きみらには価値がわからない」「文句をいわずに乗って見せたまえ」「しからば乗って見せてやろうか、だちょうの快足とぼくの馬術を見て、びっくりしてこしを抜かすなよ」 サービスはこういって、だちょうの首をしずかになでた。
— 佐藤紅緑 『少年連盟』 青空文庫
けれどもエジプトの大跨な快足に及ぶ者はなかった。
— 野上豊一郎 『七重文化の都市』 青空文庫
乞食橋というのは、竜閑橋と今川橋の間で、乞食のたむろになっているのでつけた名前ですが、そこへの往復半刻はさすが八五郎の自慢の快足です。
— 怪盗系図 『銭形平次捕物控』 青空文庫
駿馬の快足をほこって、野戦や山岳戦には自信のある源軍も、水上の戦には、ほとんど訓練もないし兵船も持たない。
— 吉川英治 『源頼朝』 青空文庫
勿論、往復ともに快足の駿馬に鞭打っているのだ。
— 第九分冊 『新書太閤記』 青空文庫
曹操の出迎えに恐縮して、「召しのお使いをうけたので、すぐ拝領のこれに乗って、快足を試してきました」 馬の鞍を叩きながら云った。
— 臣道の巻 『三国志』 青空文庫
見れば、葭や蘆のあいだから帆を立て、櫓を押出した二十余艘の快足舟がある。
— 望蜀の巻 『三国志』 青空文庫