参宮
さんぐう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
pilgrimage (esp. to the Ise Grand Shrine)
文例 · 用例
その物語に題は通えど、これは東の銭なしが、一年思いたつよしして、参宮を志し、霞とともに立出でて、いそじあまりを三河国、そのから衣、ささおりの、安弁当の鰯の名に、紫はありながら、杜若には似もつかぬ、三等の赤切符。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
「どうして、親類どころか、定宿もない、やはり田舎ものの参宮さ。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
晩景、留守を預るこの老番頭にあてて、津に出張中の主人から、里見氏の令夫人参宮あり、丁寧に宿を参らすべき由、電信があったので、いかに多数の客があっても、必ず、一室を明けておく、内証の珍客のために控えの席へ迎え入れて、滞りなく既に夕餉を進めた。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
……この度の参宮には、都合あって五二館と云うのへ泊ったが、内宮様へ参る途中、古市の旅籠屋、藤屋の前を通った時は、前度いかい世話になった気で、薄暗いまで奥深いあの店頭に、真鍮の獅噛火鉢がぴかぴかとあるのを見て、略儀ながら、車の上から、帽子を脱いでお辞儀をして来た。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
ついでと言っては悪いけれど、稼の繰廻しがどうにか附いて、参宮が出来るというのも、お伊勢様の思召、冥加のほど難有い。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
この二人は、侯爵津の守が、参宮の、仮の館に催された、一調の番組を勤め済まして、あとを膝栗毛で帰る途中であった。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
三日、癸卯、晴、鶴岳宮の御神楽例の如し、将軍家御疱瘡に依りて御出無し、前大膳大夫広元朝臣御使として神拝す、又御台所御参宮。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
十五日、癸丑、晴、鶴岳放生会、将軍家御参宮、供奉人の行粧、花美例に越ゆ、檳榔の御車を用ゐらる。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
作例 · 標準
一生に一度は伊勢神宮へ参宮したいと、祖母はいつも言っていた。
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彼は厄除けのため、家族で遠方の神社へ参宮した。
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古くから、人々は五穀豊穣を願って参宮の旅に出ていた。
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