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欠ける

かける
動詞-一段動詞-自動詞頻度ランク #9100 · 青空 2200
1
標準
to chip
文例 · 用例
そのためどこか骨ばっており、柔らかさの陰影に欠けるけれども、これがまた長所であって、他に比類のない印象の鮮明さと、感銘の直接さとを有している。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
東洋語としての日本語の統体が欧米語によって煩わされること今日のごとく甚しい場合に、我々の日用語が大部分外来語だといって無関心をきめ込むのは識見においていささか欠けるところがありはしないだろうか。
九鬼周造 外来語所感 青空文庫
月が欠けるに随って、K君もあんな夜更けに海へ出ることはなくなりました。
――或はKの溺死 Kの昇天 青空文庫
そして彼等の反対のもの、即ち表現の才能が有りあまって、しかも詩的霊魂の欠ける詩人は、引例の煩までもなく、吾人の周囲到るところに発見できる。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
フランス文学では、十九世紀だったらばたいてい皆、バルザック、フローベル、そういう所謂大文豪に心服していなければ、なにか文人たるものの資格に欠けるというような、へんな常識があるようですけれども、私はそんな大文豪の作品は、本当はあまり読んで好きじゃないのです。
太宰治 わが半生を語る 青空文庫
ロシアではトルストイ、ドストイエフスキーなど、やはりみな、それに感心しなければ、文人の資格に欠けるというようなことが常識になっていて、それは確かにそういうものなのでしょうけれども、やはり自分はチエホフとか、誰よりもロシアではプーシュキン一人といってもいい位に傾倒しています。
太宰治 わが半生を語る 青空文庫
しかし、このままでは、第一流の作品となるのには、何処か(非常に微妙な点に於て)欠けるところがあるのではないか、と。
中島敦 山月記 青空文庫
無残や、其の中にも命を懸けて、漸と五躰を調へたのが、指が折れる、乳首が欠ける、耳が※げる、――これは我が手に打砕いた、其の斧を揮つた時、さく/\さゝらに成り行く像は、骨を裂く音がして、物凄く飛騨山の谺に響いた。
泉鏡太郎 神鑿 青空文庫
作例 · 標準
引越しの荷解きをして新聞紙を広げたら、お気に入りのマグカップの縁が欠けているのに気づいた。
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硬いカボチャを無理やり切ろうとして包丁の刃が少し欠けてしまったので、週末に砥石で研ぎ直すつもりだ。
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駐車場のフェンスにうっかり擦ってしまい、車のフロントバンパーの一部が無惨にも欠けてしまった。
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子供がコンクリートの地面に落とした拍子に、スマートフォンの画面の端がわずかに欠けた
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2
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to be missing (from a set, team, etc.)
作例 · 標準
正捕手が骨折で欠けたまま、明日の地区予選の決勝戦に臨まなければならない。
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徹夜で1000ピースのジグソーパズルを完成させたのに、どうしても空のど真ん中の1ピースが欠けていた。
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バンドのボーカルがツアー直前に突然脱退し、中心メンバーが欠けた状態での船出となった。
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実家のアルバムにある家族旅行の記念写真を見返すと、いつもカメラマン役だった父親の姿だけが欠けている
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3
標準
to be lacking (in)
作例 · 標準
彼の提出した企画書はアイデアこそ斬新で面白いが、コストや実現可能性の検討が完全に欠けている
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「お客様の前に立つプロとしての自覚が欠けているよ」と、バックヤードで店長から厳しく叱責された。
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内見したマンションは立地も日当たりも申し分ないが、冬物のコートをしまう収納スペースが圧倒的に欠けている
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謝罪の言葉はスラスラと並べていたものの、目を合わせようとしないその態度には誠実さが欠けているように見えた。
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4
標準
to wane (of the moon)
作例 · 標準
数日前は綺麗な満月だった月が日ごとに欠け始め、今夜は弓張月がビルの隙間に浮かんでいる。
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次第に欠けていく月をベランダからぼんやりと眺めながら、秋の夜長に一人で熱燗をすする。
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分厚い雨雲の切れ間から、大きく欠けた三日月が一瞬だけ冷たい光を放って姿を現した。
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月が欠けて新月へと近づくにつれて、荒れていた海も次第に穏やかな表情を取り戻していった。
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