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満ちる

みちる
動詞-一段動詞-自動詞
1
標準
to fill
文例 · 用例
この、それ自身にははなはだ平凡な光景を思い出すと、いつでも涼風が胸に満ちるような気がするのである。
寺田寅彦 涼味数題 青空文庫
もし此のこころみに依って、王さまに何のうしろ暗いところも無かったという事が、わかったら、わしたちは申す迄も無くデンマークの国民ひとしく、ほっと安堵の吐息をもらし、幸福な笑顔が城中に満ちるでしょう。
太宰治 新ハムレット 青空文庫
潮ぐもりの燻しがさむざむと満ちる、これから、蜆いろの沖にも。
北原白秋 海豹と雲 青空文庫
明軍の大将軍砲、仏郎機砲、霹靂砲、子母砲、火箭等、城門を射撃する爆発の音は絶間もなく、焔烟は城内に満ちる有様であった。
菊池寛 碧蹄館の戦 青空文庫
落ちた花は朽ち腐れて一種甘いような強い香気が小庭に満ちる
寺田寅彦 花物語 青空文庫
仇討ちは気持ちいいものだとわかっていたつもりでしたが、これほど魂に安らぎが充ち満ちるとは今まで思ってもみなかったのです。
A STUDY IN SCARLET 緋のエチュード 青空文庫
そうして更に無数の囁が騒然として空間に満ちる
長塚節 太十と其犬 青空文庫
さて潮が刻々に進み満ちるように、春の温度が日々に進み高まるように、精神の力量が身体状態の為に段々と増加する場合には、気も自然と張るものである。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
作例 · 標準
コップの縁まで水が満ちるのを見て、彼はそっと注ぐのを止めた。
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会場に観客が満ちる頃、ようやく開演のベルが鳴り響いた。
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悲しみが胸に満ちるのをこらえ、彼女は静かに微笑んだ。
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2
標準
to wax (of the moon)
作例 · 標準
月が満ちる夜には、不思議なことが起こると古くから信じられている。
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三日月が次第に満ちる様子を、一晩ごとに写真に収めた。
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月が満ちるのを待ちわびて、祭りの準備を急いだ。
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3
標準
to rise (of the tide)
作例 · 標準
潮が満ちるにつれて、砂浜に作った砂の城が波にさらわれていった。
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潮が満ちる前に、磯遊びを切り上げて陸へ戻らなければならない。
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満ちる潮の力強さを感じさせる波音が、部屋まで聞こえてくる。
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4
標準
to expire (of a period of time)
作例 · 標準
刑期が満ちるのを、彼は刑務所の窓から見える空を眺めながら待った。
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任期が満ちるため、市長は次回の選挙に出馬しない意向を示した。
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満ちる月日を指折り数え、彼女は夫の帰還を心待ちにしていた。
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満ちる(みちる) — 幻辞.com