名折れ
なおれ
名詞
標準
disgrace
文例 · 用例
「五丁町の辱なり、吉原の名折れなり」という動機の下に、吉原の遊女は「野暮な大尽などは幾度もはねつけ」たのである。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
なんとしてもきょうのうちに、この大井川を渡って島田の宿に着かなければ、西国武士の名折れだぞ。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
あのやうな面が將軍家のおん手に渡りて、これぞ伊豆の住人夜叉王が作と寶物帳にも記されて、百千年の後までも笑ひをのこさば、一生の名折れ、末代の恥辱、所詮夜叉王の名は廢つた。
— 岡本綺堂 『修禪寺物語』 青空文庫
町人にうしろを見せては一生の名折れであると、水野は歯がみをして憤ったが、どうしても頽れかかった勢を盛返すことは出来なかった。
— 岡本綺堂 『番町皿屋敷』 青空文庫
それをきいて七郎は、多少心細くも思ひましたが、こんなことでへこたれては武士の名折れだと力むで、戦闘の準備を計画いたしました――。
— 牧野信一 『〔編輯余話〕』 青空文庫
少長どのに仕負けられては、独り御身様の不覚のみにてはこれなく、歌舞伎の濫觴たる京歌舞伎の名折れにもなること、ゆめゆめご油断なきよう御工夫専一に願い上げ候。
— 菊池寛 『藤十郎の恋』 青空文庫
(しばらく考えてまた読み返す)京歌舞伎の名折れにもなること、うむ!
— 菊池寛 『藤十郎の恋』 青空文庫
なんしろ、よそからの預かり者を取り逃がしたんだから、事と場合によっちゃ、あっしども一統の名折れにもなるんだからね」「よし、そう聞いちゃ、相手がちっと気に入らねえが、おれも一口買って出よう!
— 卍のいれずみ 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
彼の行為は、我が一族の名折れであると父は怒った。
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チームの勝利を逃し、選手たちは皆、名折れを感じていた。
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不祥事を起こして、会社に名折れを与えてしまったことを深く反省している。
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