屈辱
くつじょく
名詞頻度ランク #12778 · 青空 814 例
標準
disgrace
文例 · 用例
学校へ行って文明を教わっている村の青年たちには、裃をつけて菅笠をかむって、無意味なような「ナーンモーンデー」を唱える事は、堪え難い屈辱であり、自己を野蛮化する所行のように思われたのである。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
文壇から絶縁し、遠く田舍にかくれてゐて、しかも絶えずかうした無禮者の闖入を受け、耐へがたき屈辱を無言に忍んで居られる蒲原氏を考へると、僕は鬱憤の押へがたい憤怒を感ずる。
— 萩原朔太郎 『蒲原有明氏の近況を聞いて』 青空文庫
すくなくとも今後の僕等は、常識及び常識的聰明者に對して、詩人らしき内氣な恥らひと屈辱とを捨て、もつと大膽に、彼等を侮蔑してかかるであらう。
— 萩原朔太郎 『常識家の非常識』 青空文庫
――その瞬間、ながらく忘れてゐたその屈辱の記憶が不意に胸に迫つて來て、私の顏色が見る見る變つたので、何にも知らないその人を驚かしたことがあつた。
— 梶井基次郎 『『青空』のことなど』 青空文庫
こんな屈辱は永らく拭はれることのないものである。
— 梶井基次郎 『『青空』のことなど』 青空文庫
彼は、無断で私物箱を調べられるというような屈辱には馴れていた。
— 黒島傳治 『穴』 青空文庫
彼等の顔には等しく、忍従した上に忍従して屈辱を受けつゞけた人間の沈鬱さが表現されているばかりだ。
— 黒島傳治 『穴』 青空文庫
その屈辱の苦味をかみしめて歩いているうちに偶然ある家へはいると、そこは冷やかな玄関でも台所でもなくそこに思いがけない平和な家庭の団欒があって、そして誰かがオルガンをひいていたとする。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
作例 · 標準
敗戦の屈辱は、国民の心に深く刻まれた。
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ウィキペディア
屈辱 は、力ずくによってまたは自発的に社会的地位が低下していく様を人が感じる感情。プライドの卑劣さであり、謙虚さ、卑劣さや服従に陥ったりする状態につながる。
出典: 屈辱 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0