不面目
ふめんぼく異読 ふめんもく
形容動詞名詞
標準
shame
文例 · 用例
――父の苦り切った声がその不面目な事件の結果を宣告しました。
— ――或る私信―― 『橡の花』 青空文庫
しかし、私も若干|馬齢を加えるに及び、そのような風変りの位置が、一個の男児としてどのように不面目、破廉恥なものであるかに気づいていたたまらなくなりまして、「こぞの道徳いまいずこ」という題の、多少、分別顔の詩集を出版いたしましたところ、一ぺんで私は完全にダメになりました。
— 太宰治 『男女同権』 青空文庫
前にもいう通り、拷問を加えるということが已に係り役人の不面目であるのに、更に未決のうちに責め殺してしまったとあっては、いよいよ彼らの不名誉をかさねる道理であるから、かれらは一面に惨酷の拷問を加えていながらに、一面には罪人を殺すまいと思っている。
— 岡本綺堂 『拷問の話』 青空文庫
――笑つたりしてはいけないおかあさん……かういふ話は一歩それると飛でも無い不面目なものになる。
— 岡本かの子 『秋の夜がたり』 青空文庫
それに対する悩みや華会中止の不面目やが身に喰ひ入り、しんに疲れが浸みたのか、桂子はこの頃珍しく昼寝をするやうになつた。
— 岡本かの子 『花は勁し』 青空文庫
ポローニヤスは、男やもめの生活こそ永く致してまいりましたが、不面目の色沙汰ばかりは致しませぬ。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
支那に自国統治の実力さえあったなら、こんどの戦争も起らなくてすんだであろうに、これではまるで支那の独立保全のために日本に戦争してもらっているようにも見えて、考え様に依っては、支那にとってはまことに不面目な戦争ではあるまいか。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
なぜ、酒飲みなどといふ不面目な種族の男に生れて来たか、と思つた。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
作例 · 標準
試合で初歩的なミスをしてチームを敗北に導いてしまい、彼は不面目な思いでいっぱいだった。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
期待を裏切る結果となり、応援してくれた人々に合わせる顔がなく、大変不面目に存じます。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
このような不祥事を起こしてしまい、会社の名を汚したことを不面目に思います。
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