汚点
おてん
名詞頻度ランク #33779 · 青空 313 例
標準
stain
文例 · 用例
けれども、私たちは、それを決定的な汚点だとは、ちっとも思いません。
— 太宰治 『自信の無さ』 青空文庫
以来、すべての物に喪の印の如く、私の目に停る所には何処にでも、その黒い汚点があるのを私はみる。
— 中原中也 『ヂェラルド・ド・ネルヴァル』 青空文庫
一方ではまたちっともそうした汚点をつけていない人もある。
— 寺田寅彦 『雑記帳より(2)』 青空文庫
その夜の幾枚目かの衣裳を着替えて化粧室からあらわれてくる踊子は、その小脇にかかえた口紅棒の汚点のついたハンド・バッグを離さない。
— 吉行エイスケ 『東京ロマンティック恋愛記』 青空文庫
金羊毛の踊子の白粉が夜会服のシルレルに、アドリア海にも似た陸地の汚点をつくっていると、シルクハットには女の腕に巻いた跡が緑色のリボンをつけてはねかえっているのです。
— 吉行エイスケ 『孟買挿話』 青空文庫
茶卓のクロース皮膚の汚点をつけて、無上の快楽については妥協政治で解決する弾力のある男女がおか惚同士のように話しつづけた。
— 吉行エイスケ 『大阪万華鏡』 青空文庫
〔聖なる窓〕宮沢賢治聖なる窓そらのひかりはうす青み汚点ある幕はひるがへる Oh, my reverence! Sacred St. Window!
— 宮沢賢治 『〔聖なる窓〕』 青空文庫
白ペンキが禿げた鉄寝台、汚点だらけの藁蒲団、膿くさい毛布。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
作例 · 標準
例句