首巻
しゅかん
名詞
標準
first volume (of book)
文例 · 用例
赤ン坊の泣声や、おひきずりの靴の音や、昆布や烏賊や洟紙や首巻や、みんなみんな、街頭沿ひの電線の方へ荷馬車の音も耳に入らずに、舞ひり吁!
— 中原中也 『暗い天候』 青空文庫
子供達は帽子もかぶらなければ、首巻きもせず、外套も着て出なかった。
— 梶井基次郎 『不幸』 青空文庫
彼女は粗末な首巻の内に首をすくめながら、百に一つか、千に一つかと思われる、その旅館へ子供達が遊びに行ったということの蓋然性を、さまざまにはかりながら、凍てついた道を急いだ。
— 梶井基次郎 『不幸』 青空文庫
赤い首巻きを締めるように、肥満した男の太い呼吸がばったりやむと、人口的な都会の性格が夥しく牀にふれた。
— 吉行エイスケ 『女百貨店』 青空文庫
首巻がハタハタはためきはじめる。
— 梶井基次郎 『雪後』 青空文庫
――首巻がはためき出した。
— 梶井基次郎 『雪後』 青空文庫
さようなら」 行一は毛糸の首巻に顎を埋めて大槻に別れた。
— 梶井基次郎 『雪後』 青空文庫
羽根がむらさきのような黒でお腹が白で、のどの所に赤い首巻きをしておとう様のおめしになる燕尾服の後部みたような、尾のある雀よりよほど大きな鳥が目まぐるしいほど活発に飛び回っています。
— 有島武郎 『燕と王子』 青空文庫
作例 · 標準
この歴史書は全三巻で、これが**首巻**にあたる。
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**首巻**から読み始めないと、物語の全体像を掴むのが難しい。
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絶版になっていた名作が、**首巻**だけ復刊された。
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