手簡
しゅかん
名詞
標準
letter
文例 · 用例
今の何々八景といふのは、白石手簡に八景のはじめは宋人か元人かにて宋復古と申す畫工云々とあるが、それは夢溪筆談に出てゐる度支員外郎|宋迪の事で、平沙落雁、遠浦歸帆、山中晴嵐、江天暮雪、洞庭秋月、瀟湘夜雨、煙寺晩鐘、漁村夕照、之を八景といつて得意の畫であつたといふのである。
— 幸田露伴 『華嚴瀧』 青空文庫
しかも、このたびの御手簡には、小生ごときにまで誠実懇切の御忠告、あまり文壇通をふりまわさぬよう、との御言葉。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
ちょっと、日本中に類のない愚劣|頑迷の御手簡、ただいま覗いてみました。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
で、牢屋の内にいる許宣に面会して、その金を旅費に与え、李将仕と相談して、二つの手簡を持って往かすことにした。
— 雷峯怪蹟 『蛇性の婬』 青空文庫
その手簡の一つは、蘇州の押司の范院長と云う者に与えたもので、一つは吉利橋下に旅館をやっている王と云う者に与えたものであった。
— 雷峯怪蹟 『蛇性の婬』 青空文庫
李将仕の手簡を見た范院長と王主人は、金を使って奔走したので、許宣は王主人の許に預けられることになった。
— 雷峯怪蹟 『蛇性の婬』 青空文庫
李幕事は王主人の家へ往って許宣が配を改められたことを聞くと、鎮江の親類へ手簡を書いてそれを許宣に渡した。
— 雷峯怪蹟 『蛇性の婬』 青空文庫
李克用は親類の手簡を見て護送人に飯を喫わし、それからいっしょに府庁へ往って、それぞれ金を使って手続をすまし、許宣を家へ伴れて来た。
— 雷峯怪蹟 『蛇性の婬』 青空文庫
作例 · 標準
父から届いた**手簡**を、大切に読み返した。
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昔の恋人から、長い間途絶えていた**手簡**が届いた。
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彼女は、風変わりな**手簡**を交換することを楽しみにしていた。
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